身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

文芸

「私の話 2022」草稿1

※書きかけです。まっさらにして、また書きます。 東京は春分を過ぎ、先日、番狂わせの雪が降ったが暖かい日が続いている。しかし自律神経が狂っているのか、身体は温度を感じず寒気がする。逆に雪が降った日は寒さを感じず、上着も着ずに家を飛び出して喫茶…

今日は忙しく過ごした。

一睡もできず体力を温存すべきかどうか考えたが渋谷に行った。さすがに前髪を引っ張ると唇まで来るので散髪をしなければいかんと思った次第。しかし、床屋が開いてるのか開いていないのか、まぁ、開いていなかったらいなかったで喫茶店の滞在時間を増やせば…

スター・システムは健在。(TVドラマ「ドクターホワイト」を観て)

一見して、1話だけ観て止めた「アリバイ崩し承ります」を彷彿とさせた。あぁ、これは浜辺美波さんを見せる作品だと思った。勧善懲悪の映画よろしく、最後に登場して総括する。 そして、台本の粗さが目に付く。「井戸」という概念を作品中で初めて教えてもら…

毎田暖乃さん、凄い!(TVドラマ「妻、小学生になる。」を観て)

それ以上でも、それ以下でもなく、「毎田暖乃さん、凄い!」としか言いようがない作品だった。そして、それだけでも観る価値がある。 10年前に妻を交通事故で亡くして、人生を余生だと思って生きている主人公(堤真一さん)と、自分のそれをゾンビのようと形…

TVドラマ「ファイトソング」を観た。

何を考えたのか眠剤を服んでから観たので詳細は覚えていないが、まぁ、これから先も観るだろうなと思う作品だった。ここで感想を書くにあたりネットの評判を見てみたのだが、酷評の嵐。そんなにツマラナい作品とは思えなかった。 まず、岡田惠和さんの脚本は…

映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」を観た。

今日の東京は朝から雨。外出の予定を明日に延期して、明日の予定だったTV(ドラマ・映画)鑑賞をする。 「コンフィデンスマンJP 英雄編」が上映とのこと、前編「プリンセス編」が無料で配信していないわけはないなと思ったら、案の定していた。私は昨日の日…

TVドラマ「ラジエーションハウスⅡ」を観た。

番組改編期に当たってHDDにある前シーズンの録画の整理。「ラジエーションハウスⅡ」は、全く観ていなかったのだが、実はⅠの方を観ていたので、録画だけはしてあった。 みんな大好き(らしい)本田翼さんに加え、窪田正孝さん、和久井映見さん、広瀬アリスさ…

それでも、まだ死にたい私。

久しぶりに希死念慮が頭をもたげたが、それと同時に死ぬのが少し怖くなっている自分に気が付いた。昨日の朝の連続テレビ小説で、「それからしばらくして、美都里は、この世を去りました」とナレーションが入ったが、そう簡単にいかないものな、と思った。 次…

Those Blues on Parade...

朝の連続テレビ小説を見ていて胸が痛くなった。今回は肉体的に心臓が痛むのではなく心を痛めただけで良かったが。 夫を失った主人公の安子は、子供を置いて再婚しろという義父母の元を離れて終戦直後の大阪に出、そこで苦労する。 一方、ドラマの通奏低音と…

どうも時間がない。

今日は比較的遅い時間まで起きられなかった。起きてからTVドラマを観るが、疲れては中断して横になってを繰り返していた。 さて、今シーズン、面白かったベスト・TVドラマを挙げると「シェフは名探偵」になるだろうか。気に入らないのはタイトルぐらい(原作…

心の闇に、また落ちた(TVドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」を観ながら)。

今日は朝から喫茶店に詰める。詰めるといっても別に仕事を持ち込んだわけでもなく、せっかく空いている時間に来たのだから店員を掴まえて何か話をしようと思ったのに機を逸した。 なぜか帰って疲れがドッと出た。仕事もしないで何を疲れているのだろうと思い…

今日は葉桜忌。

今日は葉桜忌と呼ばれる作家・鷺沢萠の命日である。先週あたり、今日までに作品を1品読んで書評を書こうと思ったのだが成せなかった。 それでも今日は本を持って喫茶店に行った。なんとなく今日には『遮断機』という作品が相応しく思えて所収する『さいはて…

人間は環境の産物かも。

Twitter(鍵アカウント)で呟いていたが、ここ数日、ものすごく苦しんだ。1日に3時間くらいしか眠れないのだ。気持ちが悪くてクラクラして、眠剤を服んだときだけそれが和らいで、その和らいだ1・2時間だけ眠ることができた。 1日中気持ちが悪いので、…

「おちょやん」第15週を見て思う感情の複雑さ。

苦しくてついにTVドラマも観られなくなった。苦しいことしかなく、生きている意味が判らない。掲題「おちょやん」も15分の1話を3回に分けて観ている有様。今年に入って最も楽しかったことが喫茶店に行ったことである。 さて、昨日、電話があった友人が、変…

TVドラマ「にじいろカルテ」を観て思い出す西田尚美さんのこと。

ダルいの次は眠いである。気を失うように1時間半眠ってしまって、外出の予定がフイに。心臓が針の筵の上で転がされている感じがして寝ても起きてもいられないときに比べれば、楽といえば楽なのだが、1日中、何もできないのには変わりがない。 TVドラマ「に…

鷺沢萠著『約束』が読めて生きる意味を見出す。

花粉症で抗アレルギー剤を服んでいるせいか眠くて仕方がない。今朝は珍しく午前8時に目が覚め、しかも何の苦痛もないのでノンビリしていたら寝落ちしてしまった。 寝ていないときに苦痛がないのすら奇跡に近いのに、薬もなしに眠りに落ちるというのは奇跡以…

湊クラシックス⑤ 成績が良い子は「バイバイ」と言えない(鷺沢萠『バイバイ』を読んで)。

※このエントリーは2019年6月6日に旧Blogに掲載したものをクラシックスとして再掲載したものです。 以前、アップした「他人に嫌われるのを異様に恐れる理由。」に関して、続きのようなものを書きたい。 今回は長い引用が続くが、毎回、書いているように、作…

久しぶりに大河ドラマを観た。

最近、朝の連続テレビ小説さえ一気見できないのに、さほど面白いとは思わなかったが最後まで観た。昔は、よく観ていて、まだ私が子供のときの作品だが、山崎豊子著「二つの祖国」を原作とした「山河燃ゆ」が微かに記憶にある。やはり現代劇が好きなようだ。 …

親子関係はもっと冷酷。

NHKスペシャル・TVドラマ「こもりびと」(HP)を観た。放送は昨年の11月22日である。なんか私のFacebookの友人の間で話題になっていたので録画しておいた。ただ、私は1時間番組を観るほど神経が持たず、観るのが昨日になった。 あまり共感するところがなか…

起き上がるや否やTVドラマ「危険なビーナス」最終回を観た。

ご心配をおかけしました。お見舞いくださった方、ありがとうございます。 今日の午前中まで寝て、やっと起きられるようになった。今日の午前中まで寝ていたということは昨晩は寝ていたわけで、TVドラマ「危険なビーナス」の最終回はリアルタイムで観ていない…

川に流れて。

なんか昨日のエントリーは以前のものと内容がダブってしまっていた。なぜ、昨日のことが頭から離れなかったのかは末尾の方で触れる。 向精神薬のせいか、少し前に書いたとか、こういう記憶力が弱い。長期的なものの記憶も短期的なものの記憶も弱い。 それは…

思い出す架空の情景。

母と納骨のことについて話す。私は、そんなものは平気の平左なのだが、自分の家にお骨があるのが嫌らしい。 さて、うちの墓は都営の八王子霊園にあり(八王子といっても名ばかりで高尾である)、そういえば作家の連城三紀彦氏の墓もあったのではないか。しか…

パンのみに生きられないもの。

Twitterでフォローさせていただいているアカウントで、ある作家志望の知人についてのことが呟かれている。上手く文章にできるか判らないが、なんか思うところがあった。 その人が何をして食べていたのか判らないと聞いて、ふと思い出したのは村松友視の『作…

湊クラシックス① あえて闇に向かう(小川洋子『冷めない紅茶』を読んで)。

※このエントリーは2018年12月14日に旧Blogに掲載したものをクラシックスとして再掲載したものです。 主治医に、朝、起きられないと言ったら、先週から眠剤が弱くなった。目が覚めるには覚めるのだが、寝も浅く、起きたときには苦しくて仕方がない。かつて鬱…

腐らなくて良かった。

昨日TVで観た映画「コクリコ坂から」について書こうと思ったのだが、さして面白いと思わなかったので止める。 ガリ版に対する思い出とか書けなくもなさそうだ。鉄筆に替わって出てきたボールペン原紙なんて知らない人の方が多いだろう。 他方、期待しないで…

赤いアウディの思い出。

以前書いたが、高校の国語の教科書にも載っているという鷺沢萠著『指』という古い作品に、「赤いアウディ」が出てきたので、その立ち位置について書こうと思う。 高校の教材を見ると「外国車」「高級車」と括られていて、なぜもっと高い車があるのに「赤い」…

小説よりTVドラマが好き。① 「ゴーストライター」

Twitterで出版社などをフォローしていると、「読書垢」と自称するアカウントがオススメされる。そして、プロフィールを見ると「名刺代わりの10冊」というのが明記されているものが多い。Facebookでも、10冊ブックカバーチャレンジなどというものをやっている…

「アンサング・シンデレラ」第1話を観た。

医療ドラマと書いているサイトもあるのだが、果たしてこれは医療ドラマなのだろうか。スポンサーを見るとクオール薬局と日本調剤が名を連ねていて、もう薬剤師のプロモーション映像である。 まったく医療事情が判らない人でも、処方は医者にしかできませんか…

起死回生の物語。

世事に疎い私だが、なんか今回は周囲のBlog友達の関心も高かったせいか芥川賞のニュースが大量にTwitterのタイムラインに流れてくる。友人たちのBlogで予想されていた方々が獲っているので、まぁ妥当な候補者が受賞しようだ。ちなみに私は1編も読んでいない…

倫理の原点は違和感を覚えるかどうか(TVドラマ「素敵な選TAXI」を観て)。

コロナ禍で撮影できなかった番組の代わりにフジテレビで2014年制作のTVドラマ「素敵な選TAXI」が特別編で放送された。コロナ禍の代替放送では、色々な放送局で古くて良い番組をチョイスしているのだが、本作はリアルタイムで観たことがないので観た。 なんと…