身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

死にたい気持ちに負けそうになる。

 朝、起きるとボロボロに疲れている。夜、何回も目が覚め、寝が浅い。睡眠を記録しているFitibitを見ても、深い睡眠はゼロに近い。

 そして、起きると不安が襲ってくる。例えば相続のこと。身近なものだと、来週の金曜日に松戸の証券会社に行くのだが、ちゃんとシャワーを浴びて行けるか。

 訪問看護に電話。今、週に1回もシャワーを浴びられていないので、シャワーを浴びて外出できるか心配だと言うと、「シャワーでも浴びて気分転換でもしたらどうですか?」と言われる。私の話を聞いていないのだ。

 また、以前も書いたが、私の担当の訪問看護師には、こうも言われている。落ち着かないのも、気が紛れないのも、みな一緒なんです。それを工夫して気を紛らわせる努力をしているんです。

 前回の訪問看護は、50分、そういうお説教だった。気が紛れないのではない、焦燥感が激しい、何を言っても、皆そうですと言われる。50分丸々、押し問答だった。

 私だって病状が酷くないときは、気が紛れないときでも紛らわせることができたし、こんな焦燥感はなかった。明らかに、今は正常な状態ではないのだ。

 気晴らしに散歩も勧められた。ただ、死にたい気持ちが強く、外に出ると車に飛び込まないまでもリスクが多い行動をしてしまう。

 楽しみを見付けてくださいとも言われるが、文章どころか1文(1センテンス)も読むことができないのに、冗談なんて聞いても冗談と受け取れない。

 もう、私の苦しみなんて、他人にとっては、どうでもいいことなんだ、私なんて死ねばいいのに、そういう思いが強い1日だった。

 今日も辛抱強く私の相手をしてくれたTwitterの友達に感謝。よく生き延びたものだと思う。