身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

シャワーを浴びられなかった。

 昨晩から体調がおかしかった。悪い体調を無理に良くしようとして、ビールを飲むのも悪いことばかりではないんですよ、感想をブログに書くこともできるという保健師さんの甘い罠に引っ掛かり2種類ほど買ってきた。

 写真まで撮ったのに、腹を下し、胃液を戻す事態に。それだけ、今になると体調が悪かったのだと思う。ええ、ちっとも気持ち良くなんかなりませんでしたよ。Blogの更新をできなかったどころか写真は撮りっぱなしでカメラに入っている。

 それで胃が落ち着かず寝るのが遅くなったうえ、朝、起きることができない。いつもは体調が悪くないのに起きられないと自分を責めてしまうのだが、今日は、もっと横になっていたいという一心で午前中は寝っぱなしだった。

 寝るにしても、今日はクリニックの受診日なので、クリニックが開く時間を待って予約を取り直さなければならない。無事に明日、予約が取れたが、いずれにせよ明日も訪問看護が来るから、今日中にシャワーを浴びなければならない。

 Facebookの友人によると晴耕雨読ではないが雨の日には狩りに出るなという原始の記憶だという。本当かなぁと思うの説ではあるが、やはり気圧は体調に影響していて、保健師さん曰く、気圧のせいではあるらしい。

 私の担当の保健師さんはスタンスとして暇なときだけ電話に出るとのことだが、もう、繋がってくれと何度も電話をした。今日中にシャワーを浴びなければ、明日、医者に行けないではないか。それは、それだけ必死になる理由がある。

 大丈夫、身体の体調の悪さに引っ張られているだけですよと言われ、少し安心した。以前、掛かっていた、私がクズ医者と呼ぶ医者は、どんなに面倒でも社会人は次の日に人に会うからシャワーを浴びるんですとか、精神の病が心臓に至っても、ゴロゴロしたいための言い訳だと言い切った。

 そういわれると、よほど自分がダメ人間であるかのように思えてしまう。生きている意味がないかとさえ思ってしまう。そういえばクズ医者にそう言われて自殺未遂をしたとき、知人が私の怪我を見て医者に言った方が良いのではないかと言ったが、クズ医者は狂言に決まっていると言ったっけ。

 やっていることを評価してくれる人は、やはり有り難い。大丈夫です、できることはしてくれるから安心してくださいと言われ、安心した。シャワーも、入れる状態になったら入れる。そう自信が持てるようになった。

 しかし、結局、今のところ、シャワーを浴びられていない。ただ、これは自分が怠けているのではなく体調が悪くて入れないのだと思うと、自責の念は少なくなって、少しホッとしている。