身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

鬱の崖っぷち。

 昨晩は、けっきょくシャワーを浴びた。寝しななので髪の毛が乾ききれず寝癖が酷いし風邪を引いた。ただ、最近はシャワーを浴びるのすら億劫なのに身体を綺麗に洗えて、これで良く眠れるなと思った。私はフケ症なのだが髪の毛も2回洗った。

 ところが、夜は魘されて良く眠れなかった。腕に付けているFitbitでは寝ていることになっているのだが、LINEで付けているメモには眠れないと書いてある。熟睡感はゼロ。そして、目が覚めたのは午前9時。

 天候こそ良いものの、やはり風邪から来るダルさで横になっていたかった。しかし、今日は訪問看護が来る。起きようという気持ちと寝ていたいという気持ちでギリギリの時間までせめぎ合いをしていていた。

 しかし、起きたら何とかなってしまって、昨日、シャワーに入ったときの洗濯物を洗濯し、買い物に行った。普段なら躊躇するのだが、かなり思い切って行動した。ただ、思い切って行動したために、マスクを付けていった記憶がない。それで風邪を引いた訳ではないだろうが。

 訪問看護が帰って、スーパーで買ってきた弁当を食べる。スーパーの弁当はいつもとラインナップが違って、スーパー店内で作っているものではなく、工場から仕入れた「得々満ぷく弁当」というものだった。美味くもなければ、別に得でもなく、満腹にもならなかった。

 午前中は走り回って充実したときを過ごしたので、午後も充実したときを過ごそうとして、体調が悪くて観られずに溜まっているTVドラマを観た。しかし、まったく身が入らないのだ。むしろ、自分は何をしているのだろうという疑問を感じてしまう。

 通院は夕方。それまで、横になってゆっくりと休もうと思う。鬱の谷に落ちない方法として、そんなことを考える暇もなく忙しく過ごすのが一番のようだ。適度に物を考える余裕があるのなら、ゆっくり休んだ方が良い。