身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

逃がした魚は大きい。

 昨晩、眠れなかった。眠剤を服んでいる身としては自覚がなくても効いていて、夜、眠れなかった分、昼間にハングオーバーすることになる。今日の昼は怠くて起きられなかった。

 さて、眠れないで何をしていたのかというとヤフオク!を見ていた。私は新卒の初任給で万年筆を買って以来、万年筆を使っているのだが、セットで買ったボールペンが壊れてしまった。

 ヤフオク!で、それを見付けたのだが、あまりに朦朧としていたので、今朝、見直して入札しようと思ったら終わっていた。しかも、7,000円まで払っていいなと思っていたのが送料込み1,700円で。

 朦朧とした頭で変なものを買ってしまうときがあるが、逆に、何でこんな大切なものは買っていないのだ。買ってしまったものの失望も大きいが、今後、出る予想が付かない分、買っていないものの失望も大きい。