身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

気分が回復せずネットに闇を見る。

 今朝は午前8時に目が覚めたものの気持ちが悪くて起きられない。倦怠感とも違うし高熱でクラクラする感じとも違うし、乗り物に酔ったよう感じというのが近いが、それとも違うという、非常に説明できにくい状況。

 今日は通院日なのだが、這う這うの体で起き出したのが午前11時過ぎ。午後1番に予約をしてあるのだが、どうしても駄目で午前中、空いていないか訊くが無理。本を持って家を出るが読む気力すらない。

 診察は薬が変わったものの手ごたえは良し。酒を飲んでしまったことについて、特に責められもせず、そういうときに医療従事者は、どういう理由でどういう行動を取るのか聞かされ、なるほどと思う。ほとんど忘れたけど。

 帰りは習慣となっている駅前のドトールへ。体調が悪くて買ったもの(ミラノサンド)すら食べる気がせず、参ったなと思う。その前に銀行に寄ったのだが、1万円、降ろすつもりが、9万円、降ろしてしまった。どこから9万という数字が出るのか。この時点で、すでに変だったのだろう。

 ぼんやりと人の流れを眺めているのが好きで、しかも、もっとも風景がいい席が取れたのだが、まったく気が紛れない。10分、いてみるが、いることすら苦痛で帰ってきた。

 帰ってきて、ネットを見る。私は、たまぁに、自分が書いたことや考えたことの事後調査みたいなことをする。あの社会問題は、今… という感じ。今日は、以前、書いた、引き籠りの人を引き出して更生させるといって監禁したうえで親から金を取っていた「引き出し屋」の、その後を見ていた。

 これは、ちょうど、そのときに書いた人を殺す姥捨て山のような病院が後を絶たないというニュースを未だに耳にしたからだ。ついに法律のメスが入らなそうなところにもリーチするようになったかと思い、そうなると引き出し屋は? と思った次第。

circumstances.hatenablog.com

 

 具体的な名前を出していいのか判らないが、雨後どころか除草剤まで撒かれた後のような現在でも、雨後の筍のように沢山ある。日本のサーチエンジンに広告を出せずに海外のそれに出稿している。

 パーソナリティ障害という、おそらく普通の親には判らない病名を出して、子供をそれだと決め付け(職員に医者はいねぇじゃねぇかよ)親をそそのかす文章を書いているページもある。そのページの文章の色付きハイライトで表示されている部分を抜粋する。

子どもが怖い親御さんへ
問題行動(家庭内暴力、自殺未遂、自傷行為、依存行動、摂食障害、万引きなど)は、周囲(特に親)に対して子どもが送っているSOS信号なのです。
決断を我が子に委ねて問題を先延ばしにしてしまうケースも少なくありません。
生死に関わるレベルの問題行動を起こしてしまっているようなパーソナリティ障害を抱えた子ども場合は、子どもが自らの意志で決断するということはとても難しいことなのです。
「センターに来る前は右も左もわからずに、将来も真っ暗で自分の気持ちなんてものも全くわからなかった」「半ば強引ではあったが親に決断してもらい、入所できたことは今となっては良かったと思える」と、当時を振り返ります。
決断が遅れ、子どもの意志を尊重し続けた結果、子どもの年齢が40歳、50歳に達してしまったというケースも数多くございました。
子どものことを思うのであればなおさら子どもの反発を理解し、「恐怖心」に飲み込まれない「強い意志」を持ってご決断される勇気を持つことの大切さを、どうか心にとめていただけたらと思います。

  これらハイライトされた文章を引き立てるように黒い字で修飾がされている。見事な煽りである。昔、高校生に小論文を教えていたことがあるが、かなりいい点数を付けられる構成だ。ただ、センターに連れて行って何をするかまでは書いていない。

 口惜しいのは、私はジャーナリストではないから潜入することも取材することもできないことだ。しかし、先に書いた殺人病院のようなところも総合して見ると、どうも、Googleの口コミが、比較的、否定的な意見も多く、そして、それに対して「オーナーからの返信」があるところほど臭いということだ。

 今日は嫌なものを見たのでTVドラマでも観てリラックスして寝ます。