身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

リタリンの思い出。

 今日は、寝不足であったものの、さほどの不調はなかった。今日は手身近でなくても何か書ける… 程度の時間があった。

 しかし、読みかけの辻村深月著「鍵のない夢を見る」は、読むのには面白いのだが書くのには難しく、代わりの本を引っ張り出してこようと思ったがない。

 意気消沈して何も手に付かない。そんなときに思い出すことがある。それはそれで、常に興奮というか息が上がったような状態になるので問題であることだが。

 無差別に大量にばらまく医師がいたので処方が禁止されたが、昔、朝、眠剤が残るということでリタリンという薬が処方されていたことがあった。

 効き目としては、酒どころではなくシャキッとする。しかし、持って5分だ。5分すると、また身体が欲するようになり、効き目も弱くなる。

 効き目が弱くなれば弱くなるほど、より多くのリタリンを欲するようになる。もう、リタリンがなければ生活が回らない。あったところで、効き目が弱くなっているから、そんな効果があるわけではないが。

 もう、リタリンがない生活などというは考えらえなくなってしまったが、処方が禁止されたら禁止されたで、それで済んでしまっている。

 その後、代わりにアンナカというカフェインの製剤を出されたが、胃を壊して吐血してしまい、その後、なにも服まなくても生活できている。