身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

対象関係。

 いきなり3日続けての更新です。今日の通院で主治医に、いきなり「対象関係っていうんだけどね…」と言われました。

「タイショウですか?」

「"Objective Relationship"っていうんだけど」

「あぁ、対象ですね」

「あなたは親とか医師とか、そういう立場の人に期待しすぎているんだと思うんだ」

「はぁ」

「それで、それが裏切られたとき異常行動に出るんだと思うんだよね」

「たしかに、他人からの印象というのは非常に気にしますね」

「これが精神分析療法的な考え方ね、だいぶ良くなってきているとは思うけど」

  うーん、ピンときません。この医師には以前、そういう人(親や医師など)に回答を求めつつ、その回答を否定するとも言われました。

 この前、読んだ本に、筆者が他人に「おもねっている」と思うと書いていた節があり、あぁ、自分もそれかなと思いましたが、どうも、それとは違うよう。

 今日、精神保健福祉士の人に、このことを話しました。それは、そういう人に、嫌なことを言われたら、嫌な気分、もっといえば心の傷になるでしょうと言われました。

「だって、湊さんは、そういうことを絶対に言わないではないですか。そういう人は、そういうことに繊細になっているということですよ」

 確かに、他人からの印象を気にしているということは、他人の心証を害する行動をしていないだろうと思います。

 この医師にしたのは、以前、長く掛かっていた医師(他界)が精神分析療法の医師で、同じような治療をしているということもあります。

 以前、掛かっていた医師は「湊さんのことだから自分で言葉にしないと納得しないと思うから全ては言わないね」と言っていました。

 たしかに、今日の医師の言葉はピンと来ません。これは今後も自分自身で考えていかなければならないテーマだと思います。