身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

「きみが心に棲みついた」を再び観ている。

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 起きられるのが午後9時という日が続く中、今日は午後3時には起きられた。しかし、それまでの苦しさというのは筆舌に尽くしがたい。なぜ、何もできないだけではなく、その間、苦しんでいなくてはならないのだ。

 よく、悪いことを考えるから気分が落ち込むというが、やはり精神病を経験した人に、この話をすると、卵が先か鶏が先かではないが、精神状態が悪いときは悪いものに影響されると言われて同じ考えだと思った。少し前に書いた「感情過敏」のような状態になったのも、やはり精神状態が悪かったのだろう。

 さて、掲題の通り、TBSのTVドラマ「きみが心に棲みついた」を再び観ている。Amazon Primeの無料体験が終わったのでParaviの無料体験を試しているが、見逃した「ノーサイド・ゲーム」の第1話を観ることができたのは、嬉しい副産物だった。

 

 しかし、使い勝手はAmazon Prime Videoの方が良く、色んな局の番組を配信しているので、無料体験が終わったら、そちらになるだろう。ちなみに音楽配信SpotifyAWAYouTube Musicと試したが、音質の点で満足がいかず、音楽は配信で聴くのには適さないという結論に達した。

 さて、昨日までは午後9時に起き出してボロボロの精神状態で「きみが心に棲みついた」を観ていたので、そうでなくても死ぬほど苦しいのに、向井理さん演じる星名漣を見て生きる希望を失ったのは、昨日、書いた通り。

 今日は、夕方まではズブズブだったのだが、この時間になって、だいぶ良い。明日は朝からバリウム検査で、起きられるのか、かなり心配である。このまま好調を保っていたい。

 かなり以前、慶應の西脇与作氏の文学鑑賞についての講話を伺う機会があり、そのときのメインテーマは、勉強して予備知識を持っていると、理解が一層、深まるということだったが、作品を読んでも動じることはないというようなことも話されていて、この人は感動しないものを研究しているのだとショックを受けた。

 しかし、情動が動かないというのは、批判的に観るのには重要だなぁと思う。前回、観たときは、劇中のエピソードに、いちいち感情移入してしっていた。吉岡里帆さん演じる小川今日子の母親から受ける仕打ちなど、まるで自分を見ているようで身に詰まされた。

 そして、なんで、この吉岡里帆さんの演技が不自然なのだろうと思った。挙動不審からキョドコと呼ばれていた今日子が自信を身に付け動作が素直になっていくのだが、あまりにも、その切り替わりが激しすぎるのだ。

 現在、第1話を観終わったところなのだが、全編、通して観た後に再び第1話を観ると、なんとなく脚本に難があるような気がする。展開が不自然なのだ。前の方、しかも第1話で展開が急ぎ過ぎている感じがする。私は連続TVドラマが始まると、とりあえず色んな作品を観て2番組ていどに絞るのだが、これは、おそらく第1話で付いていけずに振り落としたのではないか。

 友人(ちなみに女性)が、吉岡里帆さんが好きならTVドラマ初主演の、この番組を観ておくべきだというので観始めたのだが、吉岡里帆さんと向井理さんが出ていなかったら途中で投げ出してた。

 今シーズンだと「あなたの番です」を振り落とした。原案が秋元康さんということで「着信アリ」再びと思ったのだが、初回で、あの引き込むようなテンポの良さがなかったからだ。連続TVドラマの第1話というのは、なかなか重要なポジションだと思う。