身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

実は荒唐無稽が好き。

 今朝は恐怖で目が覚めた。理由は何だか忘れたが、起きたら、それが金に対する不安に置き換わった。ねんきん定期便が来るたびに、サラリーマン時代に掛けていた国民年金・厚生年金の支給額が月ではなく年に20万円とか書いてあって、仮に、このまま障害基礎年金を受けていても月に6万円だ。

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 目眩とダルさで起きられず、午後3時過ぎに寝間着のまま買い物に行き、それから起きているが、眠剤を服むのは午後10時なので、活動できる時間は7時間ない。労働時間や勉強時間が10時間取れないと悩んでいたのが遠い昔のようだ。

 そんな私の唯一の楽しみはTVの連続ドラマを観ること。今シーズンは、思い浮かんだだけで「テセウスの船」 「10の秘密」「知らなくていいコト」と、なんと3本も観ている。第1話で観るか見ないか決めるのだが、「知らなくていいコト」は、大石静先生のオリジナル脚本ということで、あまり盛り上がらないが観ている。もっと、きちんと観られたら、ドラマ批評でも書けるのだろうが。

 TVの前に座っているのが苦痛でPCでTVerで観ているのだが、なんと「コンフィデンスマンJP」の再配信をしていた。このドラマ、けっこう好き。映画の方は体調が体調なので観ていないが、この時期に再配信しているということは次作があるのだろう。

 そんなにすぐに現金がロンダリングできるわけがないとか、飛行機のドアは開かないとか、散々、言われたと、スタッフがラジオか何かで言っていたが(しかも飛行機に至っては航空会社に言われたとのウワサ)、そういう風に楽しむ番組ではないだろう。それをいったら「テセウスの船」だってタイムスリップとか、ありもしないことが出てきて、だったら、どこからがリアルだというのかという話だ。

 以前にも書いたが、この作品(「コンフィデンスマンJP」)は、そろそろ、どんでん返しがあるぞと思ったら、次は、どう、ひっくり返してくれるだろうかと思いワクワクする。今までのことは劇中劇でした、となるのだが、新たな劇が荒唐無稽なので、今までの荒唐無稽さが荒唐無稽に感じないのがいい。役者の演技もオーバーアクションで、よく作品に合っている。

 このTVドラマでは私の通っている喫茶店(ちなみに、このエントリーの冒頭に出てくる喫茶店)が詐欺師の密会の舞台になっていて、店員に、観ましたよぉ! と言ったら、あのドラマ、面白いですか? と言われた。実は精神年齢は、ものすごく幼い瓜ヶ谷でした。