身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

洗脳が解けるのはパンドラの箱の箱を開けるが如し。

 昨日のエントリーは前日にも増して読まれていなくて落ち込んでいる。

 さて、昼まで寝てしまうので、昨晩は眠剤の量を減らしてみた。それによって寝が浅くて嫌なことを思い出し苦しんだ。熟睡していれば嫌なことは思い出さず、起きていれば理性で封印できるので、寝が浅いのは、どっち付かずで辛い。

 しかし、寝が浅いから魘された内容というのを覚えていて、また、何が思い出すトリガーになっているのかも思い起こすことができる。

 昨日、寝る前に、メルカリでカメラケースが売れた。3日前のエントリーと被るが、これは、Amazonで買ったものである。私が持っているカメラより古い機種の専用品だが、私が持っているカメラでも使えるというので投げ売りされているものを購入したのだ。

 結果、私が持っているカメラが収まるには収まるのだがフィットせず、私が持っているカメラの専用品を買い直した。

 そのAmazonで買ったカメラケースをメルカリで売ったのだが、当然、送料込みで買った値段より安くなければ売れない。売れたといっても、送料とメルカリの手数料を引いたら買った価格に比べて1,000円の赤字で、送料を含めた売り上げは少額なのでメルカリで使うしかない。

 金を無駄にした… このことが私に異常なほどの罪悪感を植え付ける。これは、子供のときから親に何も買ってくれなかった、ガメツイ親の洗脳である。昨日もBlogのエントリーに書いたほど、金を無駄にしたことには拘泥している。

 数年前、精神病が心疾患にまで至ったとき、金を使ったということが抱え切れず、家事ができず300円の牛丼を食べたことさえ、親に許しを乞うた。当然、罵倒された。

 肺炎に罹っても、医療費を使うのが怖くて、医者に、もう少し来るのが遅かったら死んでいたと怒られるまで医者に行けなかった。そのときも、無駄な金を使いやがってぇと、わざと汚い口調で罵られた。

 そして、カメラケースのことがトリガーになって、また別の買い物を思い出した。ユニクロジーンズが半端なサイズしか余っておらず安売りされていたので、深く考えずに買ってしまった。

 これも、私の股下は85㎝なのだが、安いからと76㎝のものを買ってしまった。そして、購入後、同じ価格で85㎝のものが売りに出ていて、また、金を無駄にしたと落ち込んでいる。半端物なので返品もできない。

 そう考えると、昨日、変な女にゴミを買わされたと書いたが、なぜ、そのときに金を使ったのか、今になると理由が見えてくる。初めて金を使うことを肯定されたからだ。

 最近、親の洗脳が解けて、あるいは精神状態が良くなって、それらのことの理由というのが見えてきた。しかし、それらは、まるでパンドラの箱をのように嫌な思い出を次から次に吐き出す。

 パンドラの箱の底には希望があったという。これらのことが希望に転化されると信じたい。