身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

戸籍の話。

 メンタルヘルスが危機的であるという話ばかり書いてきたので、少しは他の話を書こうと思う。もっともメンタルヘルスの状況は変わらず、今日も盟友・山姥さんに助けられた。

 さて、神経が持たないので、またザッとしか観ていないが、今日は朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」の最終回だった。あのときのあの人は、実は、この人という話ばかりだと思っていた。

 一方で、以前、出てきた、錠一郎の戸籍が話題になっている。

bunshun.jp

 

 申し訳ないが、これも、集中力が持たず、あまり読んでいない。錠一郎の出生を問うような内容かな?

 

 さて、今日、書くのは、私の戸籍の話である。母の相続のために戸籍を集めている最中であるが、面倒なので、順を追ってではなく、生まれてから死ぬまでを、ほぼ同時に集めている。

 私の本籍地は「東京都港区南麻布三丁目X番地」で、現在、そういう住所は東京都港区にはない。免許証に本籍地が載っていたころ、警察官に偽造を疑われた。

 改製原戸籍を見ると、その理由が明らかで、「港区麻布本村町X番地」の「麻布本村町」を消して「南麻布三丁目」にしてある。あるいは現在の東京の住所は「住居表示」なので、「地番」として、そういう住所は残っているのかもしれない。

 これも遡れば「麻布区本村町X番地」なのであるが、さすがに「麻布区」の時代には、ここに籍はなかった。しかし、その当時も東京には籍があって、「東京都千代田区○○町Y番地」である。

 ここでやっと麻布区時代の話になり、同時に消えた「麹町区」を消して「千代田区」になっている。ちなみに千代田区は住居表示を使っておらず、千代田区麹町区神田区が合併してできたのだが、麹町区の町名は、麹町何々町と書かず何々町だけ、神田区の町名は神田何々町と呼んでいる。

 と、これだけなら麻布・麹町というブランド地名だけの綺麗な戸籍なのであるが、なぜか1回、市川市に移転している。私は、てっきり市川市から麹町区に転入してきたのかと思ったら、今日、市川市役所から電話があり、まだ前がありますよと言う。

 そもそもの発端は、市川市の戸籍を取ろうとしたら、私と母の関係が判るものがないと出せないと言われ、麻布本村町の戸籍を送ったことだった。そして、同じ住所から出入りしていると言う。

 私が「千代田区ですよね?」と訊くと「麹町区です」。だから、それは今の千代田区だって…。東京35区時代は遠くなったのだなと思ったということで、神経が持たない今日の話は終了とさせていただく。