身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

死にたいほど。

 

 昨日は一睡もできなかったが普通に動けたので、今日、シャワーを浴びて、明日は行きつけの喫茶店に行こうと思っていた。

 しかし、朝から身体が動かない。歩いて30秒のところにコンビニがあるのだが、そこにも行けていない。そもそも食欲がない。

 昨日はスーパーに行ったので、コンビニで弁当を買ってしまったが、それを今日の分としてスーパーで別に弁当を買ってしまった。その賞味期限が今日まで。

 どうして、喫茶店に行くのが3日がかりで、それができないということがあるのか。もう、本当に、それすらできないのなら死にたいという気分だ。

 そして、思い出すのが前任の主治医のクズ医者だ。社会人は明日のことがあるからシャワーを浴びるのだ、会社があるから起きて出掛けるのだと怒鳴りつける。

 そんなことは判っているし、だったら好きなことができないというのは変ではないか。最近、ネットで叩かれているが、人生経験が貧しい。他人の心が判らない。

 掻き立てられるような気がして何かしそうになって外出が怖くなったとき、狂犬がウロウロしているわけではないとも言われた。

 それを他人に伝えたら、何か"されそう"ではなく"しそう"なんでしょ? その医者、頭が悪いんじゃないと言われた。主治医を変えて、つくづく良かった。