身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

時間は平等じゃない。

 調子が悪いなりに普通の時間に目が覚め、無理をして外出の用意をするが出掛けられない。ダルいというわけではないのだが、妙に気持ちが悪い。説明ができないということは調子が悪いわけではないのではないというコジツケに近い理論で動こうとするが無理だった。

 結局、午後になったら出よう、午後3時になったら出よう… と思って、1日、外出ができなかった。その間、読書やTVドラマ鑑賞など有意義に使えたのならいいのだが、横になってのたうち回っていた。いつも思う。なぜ、何もできないだけでなく、その時間、苦しんでいなければいけないのだ。