身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

場所の記憶。

 体調が悪くて寝てしまい、昨日放送のTVドラマ「天国と地獄」を今日になって観た。今日になっても体調が悪くて這う這うの体である。

 喫茶店というのは、どこも似たような作りである。劇中で出て来た喫茶店に、他のTVドラマだか映画のシーンが重なるが、どの作品の、どんなシーンだったのか思い出せない。行ってみたいとは思わないが、気になる店であった。

 ただ、そのときに出て来たのは黄金町など横浜の柄が悪いらしいところのガード下(横浜はよく判らない)という設定だったのだが、昨日の店は二度見したら上野だった。まぁ、私が行っている渋谷の喫茶店も、鎌倉が舞台の映画に出て来たしな…。

 ただ、その昔のTVドラマだか映画だかの内容が気になって気になって仕方がないのだ。ワルい人が屯していて、最初は主人公が情報を聞きに行ったら追い返され、次に情報を買いに行くと言う、さして重要ではないシーンだった。

 こんなことを考えるのは、私が喫茶店というものに興味があるからなのだろうが、まるで地下鉄の電車をどこから入れるかのように気になって仕方がない。(この前、Webメディアで、この地下鉄の話をもじった表現が出て来たが、そんな古い話、読者の1/3も判るまい)。

 また、登場人物さえも忘れているのに「ワンシーン」がどこか頭に引っ掛かっているということは、きっと、そのTVドラマだか映画だかが面白かったのだと思う。再び観てみたいので、ご存じの方はご教示願いたい。

 

P.S. 思い出しました、「10の秘密」(2020年・フジテレビ)です。