身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

地震より怖いもの。

 地震・雷・火事・親父が怖いものとされるが、昨日の地震は久しぶりに怖かった。本棚の本が落ちて来たし、食器棚の食器が落ちて割れた。3.11のときもなかったことである。

 しかし眠剤で寝ているので、朝、起きたときにはすっかり忘れている。そして、今日は別の恐怖に襲われた。

 活動量計の数値を見ると、中途覚醒が2時間近くあるが、そこそこ寝ているようである。これが、たまぁに10分とかのときがあるから、普通の人は、そうなんだろうな。しかし珍しく昼にはバシっと起きていた。

 実家方面に行こうと思うが、皆、止めろと言う。

 まず、第1に余震の問題。常磐線が止まったら帰ってこれないと言うが、まぁ、複複々線なので大丈夫だろう。旧耐震基準の自宅にいた方が怖い。

 第2に人の出の問題。非常物資を買いに出ている人が多いと言うが、それで公共交通に影響はないだろうと思う。

 実際、休日に行くのは初めてであるが、むしろ家族連れが少なく、これは非常事態宣言のせいだろう。それでも行楽客がいて、コロナウイルス感染症は怖くないのだろうか。

 行って少し安心したということはあるが、これからは母が退院した後のことで恐怖に襲われるんだろうな。なんか過敏になっている。

 とりあえず明日からは主治医も出てくる。なかなかの変わり者だし、相性も100%良いとは言えないが、皆、いい先生だと言う。

 前のクズ医者と呼ぶ主治医は症状も診なかったが、今の主治医は症状に謙虚に耳を傾けたいと言う。あと、私の主治医は電話に出るのだが、出ない医者も多いという。

 前のクズ医者の近況について耳に挟んだが、不思議のない経過を辿っているようである。