身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

虐待した親に警察を呼ばれたこと。

 明後日から実家に行かなくてはならず気が重い。夏は40℃を超える部屋に閉じ込められ、机に向かっていないと殴る蹴るされ、トイレが近くなるからと水も飲ませてもらえなかった。熱中症で何度も倒れたが、今のように病院が公的機関に通報する制度もない。

 そんな制度がないどころか、私は、殴る蹴るされた上に、精神を病んで動けなくなったら、言うことを聞かない、家庭内暴力だといって110番通報された。警察も親は子供のためを思って何かをするというアティチュード。警察官にも殴られた。何かにつけて「警察を呼ぶぞ!」と言われたときの恐怖は46歳になるまで抜けなかった。