身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

トラウマ。

 家にいるとイヤな思いに駆られるので、喫茶店から慣れないスマートフォンで、これを書いている。友人でPCが壊れたからスマートフォンで仕事の書類を作ったという奴がいるが信じられない。
 朝、夢で魘されて目が覚めた。厳密には眠剤で寝ているので魘されながらも目が覚めなかった。精神を病んで動けなくなったときに父親に殴る蹴るされたときの夢だ。
 結果、精神科医に親から引き離されて実家からも追い出され、それから30年間、独り暮らしをすることになるのだが、当時は今のように親が子供を… などということは信じてもらえなかった。
 親の手を振り払っただけで家庭内暴力だと親自ら110番し、警察官も親のいうことだけを聞いて私を殴った。もっとも大人になって、この話を警視庁の警察官に話をしたらショックを受けていた。
 当時の私の心理としては、それは抗えないことだとしか思わなかった。虐待されていたという自覚もなかった。なのでトラウマという言葉が人口に膾炙するようになったとき、そんな嫌な思い出ぐらい誰にでもあると思っていた。
 その事実に魘されたりするようになったのは最近のことだ。初めてトラウマというものの存在を信じるようになった。
 最近、このようなことを思い出す原因としてネットストーカーの存在もあるだろう。私をキチガイに仕立て上げ、それを妄言だとして親のことを正当化してはTwitterなどで嫌がらせをしてくる。

 忘れたい心の傷に塩を塗るやつはブッ殺してやりたいと思う。