身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

JFEライフという保険代理店がAflacの死亡保険金を無きものにしようとした話。

 この前、死んだ叔父に、生前、部屋を片付ける費用として生命保険証書を貰っていた。カバーリングは「Aflac生命保険証券」となっていて「死亡保険金受取人」として私の名前がある。

 私は仕事で海上保険を扱っていて、海上保険は事故が起きてから一定期間が過ぎると時効になってしまうので、事故があったと判った段階で"Claim Notice"というものを入れて、保険会社に事故があったことを連絡したということにする。

 今回も、叔父が死んだということで、それが判明した直後の4月20日、だいたいの死亡時期を保険会社に連絡しておいた。代理店「JFEライフ」が連絡先となっていたので電話をすると、コロナ禍で営業を休んでいるのでAflac本社に連絡してくれとアナウンスが流れ、Aflac本社に電話。

 詳細が判らないと手続きが取れないので、詳細が判り次第、再度、電話が欲しいと言われ、一昨日、死亡診断書などが揃ったのでJFEライフに電話。いきなり

その保険は解約されています。

 と言われた。叔父は、親が死んだら自分に掛けられている簡易保険を解約して、その金で遊んでしまった人なので、またかと思い、いつ解約されていますかと訊くと、

4月20日Aflacのコールセンターに死亡を届けたので死亡による解約となっています。

 とのこと。なんで死亡保険金を受け取る電話をして、払われないで解約になるのですかと訊くと、

その契約って「医療保険EVER」っていう入院保険ですよ、死亡保険金なんて出るわけないじゃありませんか!

 とのこと。だったら、なぜ「死亡保険金受取人」という欄があって私の名前が入っているのですか? と訊くと、

ですから入院保険に死亡保険金なんてありません!

と逆ギレされる。

 なんか腑に落ちなくて証券を読み直してみると、「終身特約」というものが付いていて、受取人も、白地から私に裏書よって譲渡されている。

 コロナ禍で保険会社のコールセンターって混みそうだな… と思いながら、昨日は休日なので、とりあえずWebサイトのフォームから事情を送信。

 翌日である今日の午前10時過ぎにに「Aflac保険金コンタクトセンター」から電話があって、開口一番

この保険は死亡保険金が出ますよ、誰が、そんなことを言ったんですか!

とのこと。時間からして朝一番から処理をして慌てて架けてきた感じ。

弊社ではなく代理店の人間が言ったのですね…。

って、安堵していただくのは構わないが、なぜ謝罪の言葉がない。加入者は、もっと気を揉んでいたんだぞ。謝罪の言葉がないまま、淡々と手続きの話へ。

 代理店が悪いから自分たちに不備はないんだという言い草だが、代理店契約に、そういうことは含まれていないのか。代理店を指導はしないのか。

 もし、保険証券など読めずJFEライフという会社の言うことを信じて保険証券を破棄してしまったらどうなっていたか。正直いってゾッとする。

 

P.S. JFEライフって、JFEスチールの関連会社なのね。どうせJFEスチールを退職した人がやってんだろうけど、私が海上保険を掛けていたのは日本鋼管接手の製品だぞ。