身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

体調不良はコロナ禍が落ち着いた安堵感からか。

 このBlogエントリーを書く前に、はてなブログの「購読中のブログ」を見たら、半数以上のBlogでコロナ禍のことが書いてあって、そのほとんどが病気よりも人間が悪いという論調だった。

 実際、気が抜けて、自粛ポリスなど隔世の感がある。このままコロナ禍以前の日常が戻っていくと予想するBlogがあるが、今度こそ、人の心より病気の方が心配である。

 私は、感染は、このまま収束するとは考えていない。やはり、過剰とはいえ人々の警戒心が、それを抑えていたと思っているからだ。なので、第2派が来る方に手持ちのアベノマスク2枚を賭けても良い。

 しかし、当然、人々の警戒心が弱まって良いこともあって、私がコロナ禍の中で最も危惧していたのは、経験のない店のデリバリーやテイクアウトである。食中毒が大量発生すると思っていたのだが、杞憂に終わったものの、このリスクが減ったのは良いことである。

 また、警戒が強まったら自殺者が前年同月比で2割減ったというのは、なるほどなと思う。以前も書いたエピソードであるが、荻野アンナ氏がインドだかバングラディッシュだかに行ったとき、餓死する人はいても自殺者はいないと言われたということを思い出した。

 人々の心が緩んでいた方がいいのか緊張していた方がいいのか、第2波が来ることを危惧すると同時に、第2波が来る来ないに限らず、今までとの対比で人々の心の在りようで、社会が、どう変わるのか、浮き彫りになるだろう。

 なお、自粛を要請されて要請に応じてしまうことが理解できないというアメリカのニュースを目にした。大統領にリーダーシップが強く求められるのは、アメリカ人は要請ていどでは言うことを聞かなくても、大統領にガツンと言われると逆らえないからだろう。

 

P.S. 今、Facebookで「同じ写真の投稿を3つ見ました。Facebookは多重投稿禁止です。ルールを守りましょう」というコメントを見た。1投稿に3つ同じ写真があるのかと思ったら、3つのグループに投稿されているようだ。ちなみに、そんなルールはない。今後、自粛ポリスはネット自警団に衣替えするだろう。