身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

心穏やかに年を越したい。

 御用納めは今日なのに、すでに寓居の目の前に新しくできたオフィスビルには人がいない。友人が、年末にスーパーに行くと御節の売れ残りが安いよと言うのだが、最近は年末年始もスーパーが休まないせいか、それはなかった。

 寓居から見える東京タワーは側面に西暦の年号のライトを灯して、年越しと同時に全ライトアップを消して(1分、ご辛抱を)

下の写真のように、新たに新しい年の年号とともにライトアップを灯すということをしていたのだが、特別ライトアップ(ダイヤモンドヴェール)の改修とともに止めたようだ。皮肉なもので、東京にいる理由がなくなったら東京にいる必要もなくなった。

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 昨年は父が亡くなったせいもあり十数年ぶりくらいに実家に行ったが、叔父が昼過ぎから酒盛りを始めて、何度、私が薬で寝ていると言っても夜中に大騒ぎするので帰ってきてしまった。その前は、1日に100回、電話をしてくる「100回オジサン」なる人がいて、私に恩を売っては一緒に紅白歌合戦を観て初詣に行くことを強要した。

 1日100回の電話だけでは気が済まず、浣腸を部屋の中にポイ捨てしたりタバコを灰皿に捨てないで万年炬燵の上にポイ捨てする臭い部屋での越年から、要求は、だんだんとエスカレートしていった。私は色々な人に相談した揚げ句、けっきょくは警察に相談した。そうしたら、相談した私に言うのもなんだけど… と、今度は警察署に1日100回電話があり、業務に支障を来していると言う。私の住んでいる区の区役所の代表番号・医療機関・あらゆるところに電話を架けたそうだ。逮捕状を取ると言ったら、やっと収まったとのことである。他所に書いたが、60歳になる100回オジサンを月に数十万円も与えて幼児のように甘やかす親も親だ。

 冒頭に書いたように、今年は実家に帰る必要もないし、東京で、のんびり年が越せるとホッとしていたら、母から、ケアマネージャーが自分の留守中に家に上がり込んで書類を持ち去ったりすると電話がある。そんなことがあるわけがなく、母のケアマネージャーに電話をしたら、やはり、そういうことを言っていますかと言われた。どうも、警察署にも電話をしているらしい。

 常々、書いているが、両親は、全優の成績で卒業して大学への推薦を取っても、成績表を無視して、勉強など嫌いなものに決まっているから机に向かっていてもボーッとしているに決まっている、覇気がないと、端から進学させないのならともかく、入学手続きをした後に入学金を払わなかったり、散々なことをしてきた。思い込んだら現実が目に入らず、後に私の成績表を見て、お前、こんなに成績が良かったのかと言われたときにはブン殴ろうかと思った。なんで、そんな奴の面倒を見なければいけないんだと思う。

 今日も朝から死ぬほど苦しんだ。長い時間、消耗したように感じて、午後3時くらいかと思って、やっと時計を見たら、まだ正午だった。半日でボロボロで、もう何日も本も読めていない。実家のPC(数年前に2・3万円買った、ストレージ eMMC 32GBでインストールメディアがなければアップデートできない)のインストールメディアを作ろうとしたら、メインのHDDのデータが破損した。

 昨日から、TwitterのDMに加えて、親しい友達からはFacebook Messengerでもメッセージを貰う。自分の苦しみを判ってくれる人がいると、なんと心強いものか。それだけ苦しいと、頼るのは酒しかないと言われ、自分でも、それ以外、方法がないような気がする。