身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

雨の日にTVドラマを観ながら思う。

 昨日のエントリーは、ある人の言葉を借りれば「漲っている」という感じで、書いているときは充実感を覚えたのだが、読まれていない。私のBlogが「読まれる」基準として、当然、アクセス数が上がるというのはあるのだが、微増である。その代わりセッション維持時間が激増する。

 今回は、どちらもなかった。アクセス数については、大量のページをFetch as Googleしていて、Googleクローラーから1ページあたり8アクセスほどあるので、正直、アクセス数は判らない。はてなブログアクセス解析Google アナリティクスとの乖離が激しく、一瞬、何が起きているのか判らなった。

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 SEOはしない方針だが、Fetch as Googleしているのは、信憑性の怪しい話などが読まれていることと、肝心な文学的なエントリーが読まれていないからだ。Goolgeのインデックスに登録されていないページが多く、それで読まれなかったのかと思う。上記のように、クロールされているのにリンクがないと見做されてインデックスに登録されていなかったりする。

 信憑性が怪しいといえば、私のBlogと並べて表示されていたBlogに、マイクロフォーサーズで1.25倍のマクロレンズは35㎜版で2.5倍になるという嘘が書いてあり、そのBlogエントリーのはてなブックマーク数が多い。書いている本人も疑っていない様子。マクロレンズの倍率というのは実画面に対して何倍かなので、フォーマットが何であれ1.25倍は1.25倍である。2.5倍になるのは、マイクロフォーサーズの画面を35㎜版の倍率にまで引き伸ばしたときだ。引き伸ばせば何倍にだってなる。

 

 今日の東京は朝から梅雨空。7月に入ろうとして、やっと梅雨らしくなった。昨日の眠剤は、薬が減ったからと思い相対的にヒルナミンの量を多くしたら、物の見事に昨日の夜更かしと相まって、午前中一杯、起きられなかった。雨が止んだら出ようかと思うが止めた。

  昨晩からTVerでTVドラマ「カルテット」を観ている。公開が始まってから、ずっとウォッチリストに入れておいたのだが、第1話が削除されないので全話みられるのだと思ったら、第1話だけ残っているけど、他の回が新しいものに入れ替わって流れてしまった。

 私の好きな吉岡里帆さんが出ている。これは「健康で文化的な最低限度の生活」で好きになった。女優さんを好きになる理由は容姿は関係なくて(もっとも女優さんというだけで十人並みだけど)演技の巧さと性格である。あくまで私のイメージだが真面目な印象。演技も、人によっては堅苦しいという印象を受けるだろう。松たか子さんは歳を取って目元が松本幸四郎さんに似てきた。

 第5話で、その2人が言い争いをする場面がある。吉岡里帆さん演じる来生有朱(ありす)が松たか子さん演じる牧真紀が嘘吐きであるという事実を引き出そうと、夫婦に恋愛感情がないのは普通なのに、それを違うというのは欺瞞だというようなことを言う。

 47歳独身の瓜ヶ谷としては、恋愛感情があるとかないなど、あるいは、どうでもいいことかもしれないと思う。人間として尊敬できるかどうかが重要なのだと思う。例えば私が世話になっている前任の保健師さんだが、周りが、こういう人ばかりだったら生きやすいだろうなと思う。

 向こうは公務員で私はサービス利用者だから当たり前と言われそうだが、異性であるものの私より10歳も年上だし、異性として意識したことはない。それでは、こういう人が周りにいれば生きやすそうという感想は、どこから来るのかというと、マーチャルとさえいえるリスペクトである。

 色恋に走らない歳になって、配偶者が異性であるかどうかなんて、どうでもいいと思う。配偶者をパートナーと表することがあるが、一緒に歳を重ねていくのに必要なのは、相手が生きやすくすること、相手を敬うことだと思う。そのために必要なものは、やっぱりリスペクトだと思う。