身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

小物特集。第12回「ペンタックスのデジタル一眼レフカメラ」

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 昨年の半ばに、このレンズを買った。オークションではなく、価格を交渉して買った覚えがあるので、たぶん、メルカリか、Facebookのコミュニティーでの遣り取りだと思う。驚くほど安く、驚くほど程度が良かった。

 以前も書いたが、オークションで同じ形式のレンズの粗悪品を掴まされて大損した。なので、不良が起こるのは、このレンズの宿命かと思ったのだが、来たレンズは、もっと安かったのに新品と見間違うほど無傷のものだった。焦って買ってはいけないと実感した。

 しかし、買ったものの、その後の一連のゴタゴタで、試し撮り以外は、文字通り1枚も撮っていない。この大きさなので持ち歩くのが億劫というのもある(店頭で確認してから買ったのだが)。そろそろ写真を撮りたいなと思ったところで、誕生日も過ぎたし、自分へのご褒美として何か買いたいと思った。

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 しかし、新品のカメラを買うのは、昨日、書いたように、何か罪悪感を感じる。そこで、新品の1/3の値段でオークション(ヤフオク!)に入札した。現在の最安モデルの半額程度の値段だ。これで買えなければ諦めるという価格を1,000円超えてしまったのも、昨日書いた通り。

 写真を見ると傷が多いのだが、そんなには使っていないと書いてある。加工とまでは行かなくても、傷を隠すように写真を撮る人が多いので、傷を拡大して示しているところに、むしろ好感が持てた。この程度の傷なら自分が使っていても付くか…。

 前のオーナーは隣駅に住む人だったので、おととい落札して、昨日、来た。速達より早い。剥がしてしまったがシールでデコレーションしてあったり(Instagramに写真が残っていた)ハーブの匂いがしたので、前は女性が使っていたのかもしれない(前オーナーは男性でワンオーナーなのだが)。たしかに摩耗しやすいところの摩耗はない。

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 このカメラと同じ形式のカメラの色違い(ガンメタリック)を持っていて、そちらは本体の下にはバッテリーパックを付けていて重いので、特別に撮りに行というとき以外は持ち歩かない。「ほぼライブ」も、それで撮っている。そして持ち歩き用のカメラを探していたところだった(今日の「ほぼライブ」は、新しく来たカメラで撮りました。同じ機種で同じレンズ・同じ設定なので、変わりありませんが)。

 私はコンパクトカメラを持っていない。昔は使っていたのだが、それが、ミラーレス一眼のマイクロフォーサーズになり、結局はAPS-Cというフォーマットに落ち着いた。スマートフォンのカメラが進化したのでカメラ自体を持ち歩かないときも増えた。どうせ持ち歩くのなら一眼レフでもいいやとなった。

 そして、やはりフィルム時代のレンズが使えるというのは非常に大きなアドバンテージであることを実感した。この大きなレンズは、とりあえずバッテリーグリップ付きのカメラで使用するとして、このカメラでは、フィルム時代の小さなレンズを付けて持ち歩こうと思う。ストラップも、あまり重いものは持ち歩けないだろう革製の物(以前、書いたPENTAX MZ-3と同じもの)を付けた。ボディーの銀色もファッション性で決めた。

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 ちなみに、私としては、レンズなど何も持っていなくて、これから機材を一式そろえるという初心者には、APS-Cフォーマットのミラーレス一眼を勧める。このカメラが出たとき(5年くらい前)には一眼レフの方がピントが合うのが目に見えて早かったのだが、今は、ミラーレスでも位相差検出ができるようになったし、状況によってはコントラスト検出式のオートフォーカスの方がピントが早く正確に合う。何といっても軽い。

 

 

P.S. これの代わりに不要になったカメラをネットで売ろうとしているが、相場が安くて売れない。やはり一眼レフは時代遅れなのか。しかし、新品でも、この値段で一式揃ってしまう。これ以上、レンズを買い足そうと思わなければ、これでいいと思う。逆に古いものだからこその省エネルギーで、専用バッテリーを持ち歩かなくても乾電池で動く。