身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

通院の記録。①

 精神病を抱えている人を対象にしたBlogにしたくないなぁと書いたら、このBlogの読者(以前コメントをいただいたゆきさん)に、精神病を抱えながら懸命に生きている人のための文章を書いてほしいといわれた。そういっていないのかもしれないが、私は、そう受け取った。

 確かに精神病を抱えている人は精一杯生きていると思う。同じ生活水準を保つには、より多くの努力をしなくてはいけないので、「精一杯さ」は、より大きいだろう。そして、激痛で堪えられないというような思いはしたことがないが、肺炎で高熱が止まらなかったときに、これで楽になれると思たので、私の体験した範囲では精神の苦しみの方が肉体の苦しみより大きいだろうと思う。

 昨日はマンションの消防点検が来たので家を空けるわけにいかず今日が通院だ。これから、そういった、精一杯生きている、同じ患者という立場の人のために、通院の記録を書こうと思い、これが、その1回目だ。原則、通院の日は、毎週、木曜日だ。

 通院前と通院後で心持ちが変わるかもしれないので、この文章は通院前に書いている(予約時間まで1時間ない💦)。今回のメインは、以前、書いたフィコンパの件である。電車で5駅前で降りてしまったり、郵便が来たら、そのまま倒れるように寝込んでしまったり、お世話になっている前任の保健師さんの言葉でいえば「まとまっていない」という事態になっている。

 そして、火曜日に主治医に電話をしてフィコンパを止める許可を貰った。それからも、若干はあるものの、気絶するような意識の薄れというのはない。半頓服のような感じでヒルナミンレボトミン)が出ているのだが、その、前任の保健師さんの感想として薬が蓄積してるようにも思えると言う。

 そして、前任の保健師さんと相談の上、自由に加減していいというヒルナミンを昨晩は15㎎から10㎎に減らした。今朝、感覚としては「寝足りないな」と思った。しかし、寝不足と思っていたのが、やはり、薬が残っている感じ。電話をしても口が回っていないし、玄関でサンダルを脱ぎそこない、室内に蹴り入れてしまった。そして、片頭痛のような頭痛がする。

 服んでいる薬の量は、昨年の同時期、午前7時に起きて1日に2万歩歩いていた時期と同じである。その後、主治医が処方をイジッたが私が体調を崩してしまったので、その都度、戻してもらい、元の処方に収まった。

 さて、ネットの評判に載っていたが、私の主治医というのは気分屋のところがある。先週の通院では、前任の保健師さんに、今日は話すことが沢山ありますねと言われたのに、肉体的な症状には目を向けてくれなかった。

 精神科の使い方を間違えている、精神科医の仕事は物事を整理することと薬を出すことと言われた。何かはカウンセラーの仕事と言われたのだが、だったらカウンセラーを使わせてくれよと思う。

 それに、生活がまとまっていないのは薬のせいだろう。何が負担になっているかと訊かれ、ネットストーカーのことと母の事と答えたら、それは判り切っていることと言われた。いや、薬を出すという先生の仕事をしてくださいよ。

 医者というのは治療の頂点にいるから困るということもある。かつて、私が姥捨て山のような病院に入れられて、逃げ出すために病院のソーシャルワーカーに相談したが、ソーシャルワーカーも医者に話をするのは臆すると言っていた。

 前の主治医には心臓が針の筵の上で転がされている感じがして救急車で運ばれたときでさえ、それを言い訳と言い切った。理由は「パーソナリティ障害だから。」こうだからパーソナリティ障害、ではなく、病名が先にありき。

 ネットストーカーといえば、それを病識がないなどと言いきって事実を捏造したストーリーを私の顔写真や名前入りで掲載して、これは、目下、法律的にどうかしようという話になっている。病気は診れても人は診れないというコメントもあったのだがネットストーカーは(おそらく意図的に)無視。そして、今の主治医に掛かったとき、前の主治医と私、両親と私と対立構図を作ることで安定を保っているというようなことを言われた。これも、ネットストーカーは、そうだそうだと書いていた。

 しかし、通い始めてしばらくして、今の主治医は、前の主治医(ちなみに今の主治医と医師会が一緒なので面識あり)は異様に長い紹介状を書いてきたけど違うなと言うようになった。この辺のタッチーなことは、ネットストーカーに襲われるので裏に書きます。本当、私が与党だったら何でも反対の野党みたいな奴だ。実際、ネットストーカーは何かをあげつらうしかできない政治評論をBlogで書いている。しかし、なぜ、馬鹿に限って政治の話が好きなのだろう。頭がよく思えるという錯覚?

 裏は、こちらから。

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 さて、今の主治医は、主治医の言葉を借りると謙虚に、私の捉え方だと主観を交えず症状を見るように心掛けていると言う。症状を見ずにパーソナリティ障害だからこうなんです! という誤診を疑わない医者に掛かっていては良くなるものも良くならない。

 そういう風に「心掛けている」ということは、自然にはできていないのだろう。なので、診察の前の今、少し怖れていることは、主治医が謙虚に症状を見れないことだ。見ずして診ることはできない。

 今日は、前任の保健師さんに電話をしていない。現在の担当の保健師さんがいるので越権行為になるからと電話は1日に1回まで、折り返しの電話はしないと制限されている。自分の中のけじめということだろう。普段なら通院が木曜日なので翌日に診察の振り返りができるのだが、今週は金曜日だ。

 通院で主治医が不遜(?)で、診察が終わって前任の保健師さんに電話をしたら不在というのが、今、一番恐れていることである。そんなことで予約時間の30分前。クリニックまで歩いて20分かかるので、もう出ます。

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通院中


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 で、帰って3時間が経つ。これだけ時間が経つと忘れている気がしないでもない。少なくとも熱気は醒めている。予約制だろうと予約の隙間に入れてくるので早めに行くのだが、今日は遅刻した。

 私の家の鍵はディンプル錠(美和PR)なのだが、行きに出ようとしても閉まらない。試しに鍵を掛けた状態で錠前に鍵(キー)を刺してみても開かない。他の鍵を持って来ても同じ。シリンダーの問題かな? ちなみに入るときも鍵が開かなかった。

 診察前に鍵を閉めるのに20分テンパり、先生に言いたいことも飛んでいるだろうなと思うが、そうでもなかった。どうでしたか? と言われ、フィコンパを服んでいたときの不調と止めてからの微妙な好調を話す。

 主治医も薬が残っていると考えていると言う。ヒルナミンテトラミドが減った。今日は私の言うことを遮らず、相槌を打ちながら、普通に話を聞いている。そして、向こうから、お母さんは何か言ってきていますか? と訊く。

 言われましたよ、電話をしたのにでないから酒を飲みに行っているのかと。そう言うと、主治医は、実家と接触すると調子が悪くなるようなので物理的・精神的に距離を取った方がいいと言う。

 距離が幾ら離れていても、理不尽なことを言われればバランスを崩すし、前回、実家に行ったときのように大人しく私に従ってくれれば調子は崩しませんよと答えると、主治医はフンフンと聞いている。

 主治医は自ら待合室に呼びに来て、自ら次の患者を呼びながら待合室に送り出すのだが、ここで立ち上がりトコトコと診察室のドアを開けに行き、どうぞ、と。前回のように叱責されることもなかった。私の憶測だが、前回は、私の前に、慰めるのが俺の仕事じゃねぇよと思う患者を診たのかもしれない。

 ちなみに私の後は初診の患者さんで、家を出たのが遅いうえに鍵が閉まらなく遅刻した私は、初診の患者さんの後になりそうだった。目下の興味は、初診の患者さんは、精神科医に、どういう影響を与えるかだ。私は緊張しやすいので、その後の診察の方向を決める診察なんかビビりそうだ。

 まぁ、今日の最大の課題は薬の調整だが、それはクリアできたし、穏やかに話ができたので、75点は付けたいと思う。精神科医は物事を整理するだけと言うが、そのためには状況を把握してもらわないといけないし、そのためには穏やかに話せた方がいい。

 

P.S. 処方されている薬も書くつもりでしたが、サイコパスに狙われているので今日の裏に書きます。