身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

43㎜レンズ1本撮り。

 一昨日の「ほぼライブ。」のエントリーに関連して、私も標準レンズ1本・補正なしで写真を撮りたくなった(標準レンズといっても35㎜版用のレンズなので、APS-Cサイズでは画角は狭まる)。

 私が今回使うレンズは、大昔に書いた、生まれた初めて買った一眼レフ、PENTAX MZ-3 Limited Blackに付いていたsmc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited。PENTAXのレンズの中では人気があり、ロングセラーとしてディジタルになった今でも売られている。欠点としては寄れない(最短撮影距離40㎝)のでテーブルフォトが撮れない。今は生産がベトナムになっていて、この個体の"MADE IN JAPAN"の表示が懐かしい。

 カメラはPENTAX K-50。普段はPETANX K-3を使っているのだが、なんとなく軽いカメラが使いたくなった。このカメラ、単三乾電池で動く。これを買って以来、コンパクトカメラを持つのを止めた。また、PENTAXを使うようになって、フィルムのときから使っていたNikonのカメラとレンズは、すべて処分した。

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 私の住むところを管轄する港区役所高輪支所に用事があったので、スタートは併設されている港区立高輪図書館にて。このカメラの写真も、そこの椅子に置いて撮った(Instagramより)。暑いせいか、図書館は混んでいた。そして、皆、本も読まずに寝ていた。

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 図書館より港区立高松中学校を望む。高松の名前は近所に高松宮邸があることから名付けられた。夏休みで校庭は森閑としていて、日差しが強いので、なおさら殺伐というか寂寥とした感じがする。

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 ここから数枚、撮っているのだが、撮られた側のプライバシーに関わるかもしれないので掲載は控える。ただ、昔は俳優さんなどが住んでいた家が、何をやっているのか判らない会社の社長の家になっていたりして、ちょっと寂しい。

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 いつもは16㎜スタートのレンズを使っているので、こんなにも映る範囲が狭いのかと思うが、かなり広大な土地にタワーマンションを建設している。私の家・築35年も再開発に入ってしまって困っている。

 画面左に見えるドーム状の建物は宗教法人「幸福の科学」の建物。私の住む白金には幾つも施設があり、そんなに宗教法人というのは儲かるのかと思う。もっと課税対象になる事業を増やせばいいのにと思う。地元には全く貢献していない。

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 以下、再開発の町に咲く寂しい花たちを挙げて終わりにする。

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