身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

吾輩は鬱である。

 今朝も落ち込みからくる恐怖に襲われた。しかし、無理して起きたら大丈夫そうで、バスに乗っても、お年寄りに席を譲る余裕があった。しかし、お礼を言われて、どういたしましてではなく、こちらこそと言う私。 いかに、普段、他人に親切にし慣れていないか。

 それで、なんか、今日は、このままサラリーマンに戻って普通に会社に行って仕事ができそうだと思ったが、郵便局で小包を受け取る郵便局員を見て、私は、こんなに重い小包は持てないと思ってしまう。そして、切手を見ても悲しくなってしまう。

 今日は通院の日。先生に、そんなことを言葉では述べてはいないのだが、薬を変えますねと「ビプレッソ徐放錠」というものを処方された。「セロクエル」という薬が選択肢にあるのだが効き(鎮静と抗鬱の効果)が違うという説明をされたのだが、良く判らない。