身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

生に対する執着。

 昨日より微かに調子が良いが、それは相対的なものであって、相変わらず調子が悪い。昨日は目が覚めた時に恐怖がなくラッキーと思ったのだが、目が覚めてしばらくして襲ってきた。今日は起きた時から恐怖で、今でも目眩がする。これは一種のPTSDの症状ということで、なんとなく説明がつく。

 そんなこんなで今日は外出をせず、家で見逃したTVドラマ(だいたいが体調が悪くて観られなかったもの)を観る。最初に観たのは「MIU404」。以前も書いたが、ストーリーよりも、以前、取り上げた「腐らなくて良かった」のように、そこに散りばめられた“心に訴える半句”みたいなものが好きだ。

 どのようなセリフをどのように感じたのか覚えていないが、何が面白くて生きているのだろうと思った。虚無感を覚えた。そして、いっそ死ねば楽なのにと思った。

 今度は「アンサング・シンデレラ」を観た。鎮静という言葉を初めて知ったのだけど(いわゆるペイン・コントロールの一種?)なんか、こういう最期は嫌だなと思った。これを書いてネットストーカーから1年近く嫌がらせを受けているのだが、やはり、こういう処置には違和感を覚え、私としては受けたくないと思う。

 私は自殺サバイバーである。よく、ほとんどの自殺サバイバーは生きていて良かったと思うなどと書かれているが、あれは嘘である。少なくとも、私の周りに死ななくて良かったという人間はいない。そんな私でも、生に対する執着があるのかもしれないと思った。とりあえず今日というスパンでは意識がなくなる薬を服みます。