身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

昨日よりはマシ。

 夜、悪夢で目が覚めた。しかし、起きたときには覚えておらず、スマートフォンにメモがあったので、そうだったんだと思い出す程度。ただ、夜、バシッと目が覚めて眠れなかったときがあったのを覚えているが、それはFitbitで、しっかり45分、記録されていた。

 悪夢で目が覚めたのが午前6時で、本格的に目が覚めたのが午前7時。いつも、午前9時過ぎに目が覚めてヒューマンダスト感が満載なのだが、休まらないときには、もっと休んでいたいと思うものである。しかし、イライラしてジッと横になっていられず、訪問看護が来る40分前に起き出す。

 訪問看護が帰って、朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」を観ようとするが、ものの5分も持たない。仕方なく母の預金通帳を見て、電気・ガス・水道・NHKの手続きをする。電気と水道は名義変更、ガスとNHKは解約。ガスは閉栓に立ち会ってくれと言われ、介護用品(介護ベッドと手すり)レンタルの返却も、それに合わせる。

 そして、まだ住民票の除票などが入手できないので、どうしようか迷うが、年金事務所へ電話。話し中。ねんきんダイヤルも話し中。父は公務員だった時期もあるので国家公務員共済組合に電話。年金事務所に行かなくても共済組合で郵送の手続きができるという。(ただ、年金事務所に死亡日は連絡してくれとのこと。)

 しかしなぁ、公共料金など出ていくものばかりの手続きで、銀行の相続届などは、まだ出していない。引き落としなどができないと困るから後回しになっている。母の財産が幾らあるのか、怖い。年金も止まる。しかも私の家(マンション)も再開発に入ってしまって建て替えが決まっているので、家も買い替えなければならない。

 色々と不安要素ばかり増えてしまう。年金が止まると決まったそのとき、怖くて保健師さんに今日2回目の電話をした。そして、勉強をしていて小林エリコさんの「この地獄を生きるのだ」を読み、別に自分が書かなくてもいいじゃん… という気になる。さすがに保健師さんに何度も電話をするわけに行かず、Twitterで弱音を吐いてしまいました。励ましていただいた方々、ありがとうございます。

 昨日みたいに死にたくて死にたくて仕方がないという状態ではないが、まだまだ生きるのが苦しいという気分に変わりはない。今晩、寝たら、明日の朝、また、ボロボロに疲れて目が覚めるのだろうかと思うと、寝るのさえ怖い気がする。それでも地球は回っているし、生きなければならない。なかなか困難である。