身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

死のスイッチ。

 そういうものがあったら押していたのではないかと思う1日だった。そして苦しい時間は長い。母の葬儀から1日、朝、汗をビッショリかいて目が覚めることはなかったが、寝不足で目が覚めた。しかし、母からの仕送りが途絶え、これで無収入になるのだと思ったら不安でジッとしていられない。

 休もう休もうと心掛けて横になっているのだが、どこかジリジリして休んでいられない。入院を推奨されているので入院したいが、相続の手続きなど、やらなければならないことが沢山ある。特に、証券会社と思しき送金元からの不明な入金があり、かなり面倒そう。

 ネットで検索すると司法書士に任せろなどと書いてある。私の友人の弁護士も、金が掛かってもいいのならやるよと言うのだが、こちらは無職の貧乏人である。そして、少なくとも松戸の金融機関に行って、実家でレンタルしている介護ベッドの返却に立ち会って… などと、やることは山積している。

 今日は日曜日なので動きようがないのであるが、休もうと思っても休まらない。もう、憔悴し切っていて、スイッチをパチッと入れるだけで死ねるのなら死にたいと思う始末だ。年始から5㎏痩せた。それにしても1日が長い。