身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

怠惰に過ごす。

 怠惰に過ごすといっても楽ではない。

 昨日は眠れずに体調が最悪だったのは既述のとおり。その分、昨夜は良く寝たのだが、朝になっても起きられない。これは寒さのせいもあるが、不安で身体が固まっているということもある。

 なので、居直って、もう1日中、横になっていることにする。しかし、ウトウトすると不安でビクッとして… の繰り返し。少しも休まらないのだ。眠さも取れない。結果、午後5時過ぎまで布団の中にいた。

 些細なことで死にたくなるというより、些細なことも繰り返せば大事(おおごと)になる。寝落ちしそうになってはビクッとしてというのが、もう嫌で嫌で仕方がなく、こんなことなら死んだほうがマシ… と、少し思った。