身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

心細い。

 体調が優れない。昨日の不調が延長している感じだが、昼、起きて無理して食事を摂ったら気持ちが悪くなってしまった。投稿を読んでFacebookTwitterで友人が心配してくれるものの、ひとりで布団の中、突っ伏しているのは心細い。

 私にとって、身寄りというのは、高齢で「棺桶に片足を突っ込んでる」(本人談)母親だけである。広義で親族といっても、少なくとも4親等以内の親族・姻族は誰もいない。5親等以上は誰がいるのか知らない。

 一応、訪問看護が週に3日、入っているが、定期的に連絡を取る相手というのは誰もいない。もし、自分が死んだら、あまりに連絡が取れないようなら訪問看護も訝しがるだろうが、即日、発見されるということはないだろう。

 結婚しておけばよかったなと思うが、結婚したところで離婚という可能性が大アリであるし、私の病気が酷くなったのは歳が行ってからなので、結婚後に関係悪化というのは大アリどころか確実に近い。

 つまるところ、核家族に生まれて兄弟がいない時点で天涯孤独と決まったようなものだ。私の友人で、特に高学歴な人間に子供は一人娘だけというのが多いが、大丈夫だろうか。