身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

それなんだよなぁ…。

 昨日、書いた「好調に努力していたときの1/100も成果が出ない。」に共感してBlogを書いてくださった方(Blog友達?)が、病気になる前はチャレンジした分だけ成長があったと書かれていた。

 そもそも、である。自ら持っている才能の限界を100だとすると、成長があるのは100以上の成果を発揮したときのことである。ところが、今は、予想以上の結果というのは望むべくもないが、100どころか10の実力も発揮できず、結果は5も出ないのだ。

 私も常々「心の闇に落ちる」と表現しているが、彼も消えてしまいたいという思いが満ちてくるそうである。健康な友達(といえるのか…)に、人生を楽しんでいていいなぁというと、楽しんでやろうというくらいの気概がなければといわれる。

 楽しもうと思っても、気力が伴わないのだ。私はTVドラマを観るのが好きで、それを文章にして売っていたくらいだから例えはそれになるが、TVドラマを1本観るのは、高々1時間である。

 しかし、その1時間が持たない。どんなに楽しい物でも持たない。3時間かけて、1本、苦しんで観るのがやっとである。そして、やっとの思いで観ているので内容を忘れる。もう、楽しむどころの騒ぎではないのだ。