身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

普通の生活がしたい。

 大きな災難が降りかかっているときに、なぜ普通に生活ができないのだろうと思う。決して多くを望んでいるわけでもない。

 朝、普通に目が覚めて、起きて顔を洗い着替えて、諸々のことをして、夜はシャワーを浴びて眠る。

 今は薬を服んで寝ても夜中2時間も目が覚め、昼まで苦しくて起きられない。活動できる時間ではなく起きている時間が1日に8時間ていどである。

 明日は、そんな災難の片付けに午前7時に起きなければならない。病気がこんなに酷くなる前は、普通に起きている時間だった。

 どうして、そんなことで恐々として1週間も前からろくに眠ることもできないのだ。朝起きて夜寝る、普通の生活がしたい。

 そして、その大きな災難は、まだまだ続くことが判っている。本当、楽になりたい。