身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

ねんきん定期便と障害基礎年金。

 Blog友達と年金の話をしているところに、ちょうど「ねんきん定期便」が来た。今後貰える年金額が入っているが、サラリーマン時代の月収とほぼ同じながら月額ではなく年額である。しかし、貰えるということは勤務年数は満たしているのかな?

 初めて障害基礎年金を受けたとき、国民年金の掛け金は納めなくていいの? と年金事務所に訊いたら「強制免除ということになります」とのことだった。将来は障害基礎年金を貰い続けることになりますとのこと。

 しかし、財産があるわけでもなく、公的年金も掛けていないのは不安である。障害基礎年金で生活を始めて10年くらい経ったろうか、老齢基礎年金が受け取れるように国民年金の掛け金を収められるようになりましたと通知が来た。

 しかし、障害基礎年金で生活している人には掛けられる金額ではなかったような気がする。親に嫌がらせのために借金を作らされ、そのためにヒーヒー言っていた私に掛けようがない。カードの引き落としがあると銀行預金の残高が数百円というときもあった。

 以前も書いたが、当時の私の生活費は担当の保健師いわく生活保護以下の金額だったという。ここでいう私の生活費とは国民健康保険料などを引いた後の金額なので、それは無料である生活保護受給者の方が金を持っているだろう。

 以前、金がなくて入院できない私を見て、ある医者が生活保護受給者は医療費が只なのに(だから入院できるのに)な… と言っていた。確かに、入院だけではなく外来に掛かっても初診で数千円取られるというのは痛い。

 私だけではなく、フルタイムの勤務者でも、所得が低い人は、なかなか医者に掛かれないそうだ。私は高給取りだったとき、金はたんまりあれど時間的に医者に掛かれないということもあった。ある意味、世の中で最もコスパが高い生き方は生活保護受給者という生き方なのかもしれない。