身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

無くなって惜しい物

 まだ風邪が引かずに寝込んでいる。睡眠時間は1日に14時間を超えて、もう、こうやってPCに向かうのも朦朧としている。

 さて、書いた気もするが、ネットのフリマでペンを1万円ほどで買った。あまり不要のような気がして、それを売ることにした。

 フリマではなくオークションに出した。スタート価格を購入した価格(+経費)にしたら入札があった。

 2件ほど入札があったのだが、1件は誤入札ということで取り消してほしいといわれ、結局は出品した価格。

 なんか、この値段で手放すのは惜しくなってしまった。入札があったオークションを取り消すには手数料が掛かるのだが、取り消した。

 しかし、今度は、それが手元に残って嬉しいというより、あぁ、せっかく無駄な買い物を取り戻すチャンスがあったのに無駄にしたなと思った。

 結局、手元にあってもなくても、勿体ないことをした気分。

 

 他方、今日、拝読しているBlogで翻訳についての話が書いてあり、実は、私は共同編集者としてクレジットされた訳書がある。

 私の分は1冊しか配本されなかったのだが、当然、大切に取ってあった。

 かつてのBlog「身の上話」に書いたのだが、一回、変な夫婦に関わられたことがある。外出先から家に戻ると「自殺しているかと思った」といって鍵が壊されていることもあった。

 その変な夫婦の夫の方、これは、それがどういうものか知らないが「ナンバースクール」と呼ばれる高校から某有名私立大学の法学部に入ったのが自慢で、しかし、大学を出てからは、どこにも勤めず司法浪人したことがない人物だった。

 彼らの家の写真を見せてもらったことがあるが床の上が生ゴミで埋まっている汚部屋だし、さすがに生ゴミが同居することはないが私も彼らの影響で汚部屋に「させられた。」あたかも洗脳されていたかのようだ。

 他にも私の家では色々なことをして、マンションの自治会から、私ではなく私の親の方に、あの夫婦を何とかしろと文句が言ったそうだ。そして、私に至っては、親に拉致をされて殺人を請け負うような精神病院に入院させられた。

 そのような中で、どうしても私の訳書を貸してほしいと言われた。奥付に名前が載るのは初めてのことで、どうしても貸したくはないと言ったのだが、絶対に返すからと言う。

 あまりにしつこいので貸したが、結果、返っては来なかった。もう四半世紀前の本である。こればかりは貸したことを悔いても悔やみきれない。