身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

虚業の、そのまた虚業。

 1時間くらいでサクサク読めそうな小説を読んでいたのだが読み終わらなかった。TVドラマは昨日放送された「危険なビーナス」を観た。TVドラマは自分のペースで話が進まないのでモドカシいが、逆に観る気がなくとも嫌でも進んでいく。

 さて、かつて、このBlogでも取り上げて、Twitter友達の中では私が知らずに噂になっていて驚いた、見せ金ビジネスをしていたブロガー氏だが、ついにマルチ商法に手を出したようだ。

 見せ金ビジネスをしていたために抵抗感がないのだろうが、どうも、私は、以前も書いたように(そして、どこに書いたのか見付からない)金は作業に伴って入ってこなければ搾取しているようで気持ちが悪い。

 逆に、最近になって「1円ライター」なるものの存在を知った。1円というのは比喩表現だと思っていたのだが、本当に1文字1円程度で契約するようである。ペラ1枚200円… 時給800円の店番を15分やったのと同じ額である。

 物を書いて金を貰ったことがある人間なら、文字単価で幾らと言わなくても、より良いものを書きたい。そして、より良いものを書くために、締め切りは無限に来ないでほしいという気持ちが解るだろう。15分でペラ1枚を埋めて200円というのも、なんか、作文とは違う作業のような気がする。