身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

文章が上達する日記の付け方。

 Twitterなどでエラソーなことをいっている人のBlogを見に行くと、どう見ても人様に教えたり指南するなどとは程遠い人が大壇上から物をいっていて恥ずかしいなと思う。偉そうでなくても人を見下すというのは恥ずかしいことだ。

 そういう思いがあるからなのか、私が人より勝っているという部分がないせいか、どうもハウツーというのは書くのが苦手だ。そんな中でも、唯一、褒められるのは文章だろうか。

 もっとも、このBlogは気張って書いてはいない。以前、我ながら名文と思える文章をアップしても、ぜんぜん読まれなかったので気落ちした。5ちゃんねるで名文を書いて絶賛されることがあるので、ひょっとしたら5ちゃんねらーは目が肥えているのかもしれない。

 そんな私が文章を絶賛された最初は、某雑誌社に編集者の試験を受けに行ったときだ。テーマを与えられ、それについて書けと言われたので、自分の考えを小論文にして提出した。

 最初は文章を書く仕事をしたことがあります? と訊かれた。しかし、そのときは生まれてずっと事務系専門職のサラリーマンだったので、そのような仕事はしたことがない。

 その次に訊かれたのは日記付けてますか? だった。これは、現段階で、もう30年付けている。今になると、良く、毎日毎日ネタが尽きないものだと思う。

 しかし、ただ惰性で付けているのではない。毎日毎日、どうした良い文章になるのか考えながら付けている。よく、日記を付けていない人に他人が読まない文章を書くのは楽だよねと言われるが、そう思っている人は日記を付けても文章は上達などしないだろう。