身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

いちど付いたイメージ。

 最近、自分で、つまんねぇBlog書いてんなぁ、という自覚がある。昨日のようなものは例外にしても(チンピラには、やはり借りパクされた)、普段も書きながら、自分で何てツマラナいものを書いているのだろうと思うこと、しばしば、というか、ほとんど。

 さて、今日は祝日ながら月曜日なので、NHK連続テレビ小説「エール」の放送があった(あれ? 昔は「朝の」連続テレビ小説ってタイトルではなかったっけ?)。当たり前のことながら、やっぱり物を作るのには歓びが必要だなぁと思う。そういえば「スカーレット」に続いて作家ものである。

 さて、「エール」には二階堂ふみさんがヒロイン・音役で出ていて、二階堂ふみさんというと、私の勝手なイメージでは姫川玲子である。強い人の役というイメージだ。そのイメージは本作にも共通している。ちなみにTVドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」は観なかった。誉田哲也氏の原作というのは、原作に迫力があるので映像化すると負ける気がする。

 今シーズンは体調を崩していたので好都合といえば好都合だが、期待していたTVドラマが予定通り始まらず、変に再放送などをしているから最初から観られなかったという感じで、他に観ているのは予定通り始まった「行列の女神〜らーめん才遊記〜」1本である。

 そちらの主演は鈴木京香さん。「グランメゾン東京」に続いて食べ物屋ものである。しかし、「グランメゾン東京」で三ツ星レストランのオーナーシェフを演じていた人が、いきなりラーメン屋の店長(プロデューサーも兼ねているが)である。

 同じレストランでギャルソンをしていた沢村一樹さんも、ふと見るとストロング缶チューハイの宣伝などをしていて、もし、オンエアされる順番が逆だったら、ラーメンとストロング缶チューハイのイメージが付いた三ツ星レストランというのもありうる(苦笑)。

 なお、ストロング缶チューハイの宣伝の方が先にオンエアされていたので、三ツ星レストランのギャルソンがストロングチューハイを飲まないだろうというネットの書き込みを目にした。ちなみに私が一流と呼ばれるバー数店で聞いたところ、バーテンダーの中には缶入りカクテルをカクテルとは別物として飲む人もいるようである。

 鈴木京香さんといえば、私の中では、古くは初めて途中打ち切りというものを見た(でもDVDは出てるのね→タイトルのリンク)TVドラマ「熱烈的中華飯店」以来、料理人のイメージである。しかし、この番組、有名なサウンドトラックは確か服部克久さんの作だったと思うし、キャストも個性派ぞろいで私は好きだったのだが、そんなにツマラナい脚本だったのだろうか(と思ったら「エール」と同じ脚本家だった)。

 このように、いちど付いてしまったイメージというものは、なかなか変えられないものである。私の正体を知るネットストーカーには口封じをしてあるが、アイツ、今はこんなBlog書いているぞといわれたら、当時の読者としては神妙な思いになるのではないのか。

 これも以前、書いたが、「オキナワの少年」芥川賞を獲った東峰夫氏は、現在は本が出ずに生活保護を受けているという話だ(「貧の達人」という本を出されている)。そして、やはり、はてなブログBlogを書いている。1972年ということで、沖縄返還の時流に乗ったのかもしれないが、それが、その後を決定づける何かにはならなかった。

 私も、瓜ヶ谷? あぁ、ダメダメなBlogを書いている素人ね、というイメージは定着させたくないと思う。このBlogも、そこそこの読者満足を得ていたときもあったし、なんか、そういう、歓びを見出すコツ、みたいなものがあれば変われる気がする。

 冒頭の「エール」でも、窪田正孝さん演じる(この役を演じていなければ水川あさみさんと結婚した人と言われてもピンと来なかった)主人公・裕一が再び音楽の道に戻ってきて、ヒロイン・音に出会い、サラリーマンを辞めてから文筆の道に戻らなかった自分としては、ガンバレ! と思いながら楽しく観ている。「エール」というのも好題かも。

 

P.S. アメリカのTVドラマ"Sex and the City"のスピンオフ"The Carry Diaries"を観ていたら、打ち切りといっても日本のように途中でも完結させるのではなく、翌週からスパーンと放送されなくなるので驚いた。