身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

コロナ感染症について町医者の対応。

 先週、行った大学病院で、処方された薬がトローチと(熱も頭痛もないのに)解熱鎮痛剤だけという状態で、まったく良くならないので町医者に行った。そのまま粘ろうと思ったが、訪問看護師に、声を聞くだけで悪化しているのが判るので、もっとキツい薬を服んでくださいと言われた。

 寓居の近所には1年ごとにテナントが変わる内科のクリニックしかなく、精神科の主治医と、比較的、懇意らしい医者に行った。駅前のオフィスビルの中の診療所である。仕事の合間に来る人ばかりであるから、薬も院内処方である。

 まず、受付であるが、他の患者さんと一緒に診るわけにいかないので外で待機してくださいと言う。寒空の下で待機するわけにいかないので喫茶店に入ったが、そこで接触した人についての配慮はないのだろうか。

 そして、教えておいた携帯電話番号に連絡がある。今、患者さんが引けたので、裏口を教えるから、そちらから入ってくださいとのこと。で、入っていくと、医師と看護師が防護服を着ている。ちょっとビビる。私は普段着のまま。しかし使い捨ての手袋をするように言われる。

 診察は普通。エックス線写真も撮ったが、撮影機材を消毒したのかどうかわからない。そういえば触診と検温はなかった気がするが気のせいかもしれない。荷物は、普通に荷物置きに置かされて、特に制限はされなかった。

 医師は、もう、コロナ感染症でないと決断している様子。先週行った大学病院で移されたなんてことはないよね? と言われる。結果、医師と看護師の格好が仰々しいだけで普通と何も変わらなかった。強いて言えば会計も病室内でしたことくらいか。

 今回は、それなりに効きそうな薬が、数種類、出た。風邪を引いてからも午後になると改善していたので、果たして効いているのか判らない。喉の痛みは引いた気がする。しかし、この1週間、通院以外には、どうしても足りないものを買いに、1回、外に出たきりである。明日は精神科の受診。少しは良くなっていてほしい。