身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

東京タワーに行ってきた。

 競馬の予想屋が困るのは買う馬がないときだそうだ。それでも予想を出さなくてはいけない。私も昨日のバスツアーは見所がありませんでしたという感じで、タイトルは、バスツアーに行ってきた、ではなく、東京タワーに行ってきた、となる。さらに展望台には上っていない。

 コースが、私が品川駅と六本木を往復するバス路線と丸被りだった。バスツアーのメインの見所は事前にアナウンスされていて、それを見て申し込むのだが、今回のメインテーマは「高輪ゲートウェイ駅」。他に「日の出桟橋」・「レインボーブリッジ」というのがあったのだが、レインボーブリッジも路線バスが通っているので、日の出桟橋コースにすれば良かったと思うのだが後の祭り。

 参加者は、小学生の子供を連れた親が2組だけで、他は年配者ばかり。ほとんど区民のようで、車内で歓声は上がらなかった。品川駅が港区にあり目黒駅が品川区にあるという話は、地元では有名。バスガイドさんの話で興味深かったのは、清正公前での話。近所の目黒で人気なのは目黒雅叙園、その中の百段階段だという。

 清正公前から高輪警察署の前を通って品川駅に降りるという、都バス(路線バス)・反96系統と同じ道のり。そして、品川駅から高輪ゲートウェイ駅を見るために第一京浜を三田方向に折り返す。これも同じ都バス反96系統の路線。高輪ゲートウェイ駅を見るというから、もっと近所で見られるのかと思ったら、路線バスと同じ場所から。さらに、夜だから、よく見えない。

 唯一の見所は、イタリア大使館の横を通って二の橋から麻布十番に抜けたこと。普段、はとバスで通らないところと言われたが、ここは路線バスも通っていない狭い道だ。これを高い視線から見られたのが、この日のハイライトだったといえる。バスの車窓から見える綱町三井倶楽部は、こんな感じ。

 
 
 
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 そのまま、コミュニティバスと同じ道で六本木ヒルズを通過し六本木交差点へ。そこで解散。1時間の行程でした。解散場所を六本木にしたのは、そこで飲食を楽しんで帰ってくださいねということだったらしいのだが、むしろ、高輪ゲートウェイより、それを前面に出したほうが良かったのではないかと思う。そして、帰りの路線バスは反96系統で(笑)20分待ち。

 昨日のツアーで、いちばん面白かったのは、ツアー中ではないけど、東京タワーの地上部(フットタウン)の土産物屋だった。子供のとき、観光地の土産物って高いなと思っていたのだが、今も私が子供のときと変わらず600円前後で、むしろ今になると安く感じる。また、フードコートでボンヤリしていたのだが、ほとんどが東南アジア系の外国人だった。

 

P.S. 帰ってSDカードの中の写真を整理しようとしたらカードの製造番号が連番であることに気付く。別々の時期に別々の店で買ったのに、こんなことがあるのだな。

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