身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

入院を勧められる。

 限界かもしれない。今朝、恐怖に近いプレッシャーとともに汗をかいて目が覚めた。私は、そういうとき、異様に臭い汗をかくのだが(もともと体臭はキツいけど)、布団の中が、まるで小便を漏らしたような臭いで充満している。

 寝不足が激しく、昨日、酒を飲んだのも、ヒルナミンレボトミン)で寝ると意識が混沌としてトラウマに囚われ良く眠れないので、酒で寝たいという思いが大きかった。しかし、あまりよく眠れなかった。

 これを書いている今、まだ午前中なのだが、関係各所に電話を架けて、やっと起き上がったところで、頭の中がパニックになっている。目が覚めたのが早朝なので、役所が開くのを一日千秋の思いで待って、世話になっている前任の保健師さんに電話をするが、一日中、外出しているとのこと。

 保険は多い方がいいですよと言われているが、頼れる相手は主治医しかいない。主治医に電話をするが、ああすればいいとか、こうすればいいとかいう返答はなく、不意に、それなら入院したらどうですか? と言われる。

 自分の意図でない入院は、高校時代に発病したときに、親からすぐに引き離さなければいけないと言われたとき、親が私を姥捨て山のような病院に拉致して入れて、当時の主治医曰く「毒を盛られた」ときしかない。

 なので、主治医に入院を勧められたときは慌てた。相続の件で世話になっている港区生活・就労支援センターの職員や、母のケアマネージャーさんに電話をした。精神障害者地域生活支援センターは、判る職員がいない。

 彼らは、みな、入院を勧める。しかし、明日、松戸の実家に行って母のマイナンバー入りの住民票、生命保険の支払い明細、父の定期預金の通帳… などを持ってこなくては手続きが進まない。配偶者特例が使えるのは7月半ばまでだという。確定申告は申告期限をとうに過ぎていて延滞金が発生している。

 

 明日から松戸に行くのに、先週、毎日、電話をしても母が電話に出ないので、母のケアマネージャーさんに電話をしたら、ヘルパーが入る日ではないので、わざわざ母のもとを訪問してくださったそうである。それなのに架けて来ない。

 私が架けたら出てホッとしたのだが、そういうときは架けて来ないのに、後に電話があり、金を払っては駄目よと言う。私が銀行の手数料を払っているのを税理士に払っている金だと思っているらしいのだが、税理士なんかに金を払っては駄目だと言う。

 すでに書いたが、相続の手続きを始めるにあたっても、本来は相続なんていらない手続きなのに、私が遺産をブン取るために、嬉々として、そういう不要な手続きをしているんだとゴネて、その結果、こういう事態になっているのだ。

 そういう電話があるくらいだから、明日、住民票(松戸市マイナンバー入りは同一世帯の人しか取れないので母に取ってもらわなければいけない)を取るのすら困難が予想される。そういう気の重さと、過去にされたことがリンクし、プレッシャーが恐怖にまで昇華しているのだ。

 皆に独りで抱え込まず専門家に頼りなさいと言われるが、私には頼れる専門家がいない。独力で何とかせねば。頑張ります。

 

 アップする直前、午後8時過ぎ。心労のせいか、何度も寝落ちするが疲れが取れない。