身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

虐待行為に理由はない。

 先日、成人式の招待状を隠されて成人式に出してもらえず部屋に幽閉されていたという話を他人にした。そうしたら、何で、そんなことをしたんでしょうねと言う。

 また、ここのところ書いている、動けないのに甘ったれだといって110番通報されたことも他人に話した。警察を呼んで動けるようになるわけではないのに、なぜ?

 はっきりいう。虐待をする人間に理由などない。しかし、された方としては、今でも、その恐怖に怯える。

 虐待されていた当時は、そんな事実を受け入れていたら発狂でもしてしまいそうだったので、感受性を固くして理由など考えなかったのだろう。