身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

たまにはこんな日もあるさ。

 結局、昨日は土壇場になって実家に行くのを取り止めた。風邪が酷く、そうでなくても実家に行くと数日は寝込むので、1週間寝込むくらいでは済まないだろうと思ったからだ。勝手と言うのなら勝手と言え、独りで騒いでろ。

 47歳にして、やっと、もういい加減に俺も自分の人生を生きたい! と思った。生活を破壊するのならしてみろ、もう生活保護でもいい、というより親がいなければ生活保護など受けなくても普通に仕事ができる気がする。

 昨晩は、遅くまで、先日買ったカメラをいじっていた。着脱可能な各パーツを外してみると、何か茶色いベトベトしたものが付着している。濡れた布巾で念入りに磨いていたら、何かに引っ掛かったようにカチリと動いていたボタンも引っ掛かりがなくなった。

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 レンズは購入することも考えたが、どの焦点距離の物を買っていいのか判らず、結局、フィルムで使っていたときの物(20㎜~35㎜)を使うことにした。実は20㎜スタートというのもデジタル化を見据えて購入したものだ。

 さて、合わせるフードは、どうしよう、さすがにフィルム用(いわゆるフルサイズ)のものだと効果はないよなと思うが、なかなか適合するものがない。そんなこんなでネットで調べ物をしていた。これは、またFacebookで訊くしかないのか。

 そこにメーカー(PENTAX)からニュースが来て、「クリーニングパック」というものを始めますとのこと。パックになる前の料金より1,000円値上がりした、というより、パックうんぬん以前に、そういうサービスがあるのは知らなかった。

 金はないけど風邪が治ったら新宿にクリーニングを頼みに行こう。そんなことを考えて、どこに行くわけでもなく、机に向って何かをするわけでもなく、ボンヤリと過ごしていた。