身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

不眠症。

 眠剤との付き合いは長い。小学生時代からハルシオンを服んでいる。

 さて、最近、どうも寝付けない。不眠を経験したことがない人のために書いておくと、まず眠くなるということはない。

 眠くなることもあるにはあるが、眠りに直結する「眠い」ではないのだ。車酔いが風邪などで寝込むようにダルくなるのとは違うように、そのまま寝たくなるという眠さを感じることがない。

 まぁ、こう書けるということは、睡眠に直結する眠さも知っているからではあるのだが、それが、夜に起こらないのだ。

 今朝は早朝に目が覚めたものの、その「睡眠に直結しない眠さ」で苦しんだ。眠ければ寝れば解決なのだろうが、眠れないのだ。

 よほど酒を飲んで寝てしまおうかと思った。ただ、酒を止めて半年以上が経つので、どう酔うのかが判らず怖い。結局、眠気が引かぬまま1日が過ぎてしまった。

 今晩は眠れることを祈る。ちなみに眠気がないのに眠るというのは、感じとしては気絶しているのと何ら変わりない。スマートウォッチの睡眠ログも正確に取れない。