身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

来年が怖い。

 拝読しているBlogの幾つかで今年の振り返り記事が出ていて、そういえば御用納めは昨日だったなと思う。今年も明日の大晦日で最後だ。それなのに、こちらとしては、納めることは何もないという感じ。

 相変わらず家は汚部屋になっていて、大掃除、否、通常の掃除も拒絶している。今から飾ったところで一夜飾りになるが正月飾りも飾っていないし、お節料理も買っていない。

 昨日まで寝込んでいた反動か、今朝は午前3時に目が覚めた。当然、寝不足なので昼寝をしたのだが、ウトウトすると、このままでは建て替えに伴う引っ越しができないと、例の問題で恐怖に魘される。

 来年も汚部屋の中で引っ越しができない恐怖に おのの きながら1年を過ごすのであろうか。そうなると、もう、歳など越したくない、時間よ止まってくれという気持ちだ。

 来年の1月、すなわち来月、私は50歳になる。30歳よりも40歳、40歳よりも50歳の方が、ますます苦しさに怯える毎日になるとは思ってもみなかった。