身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

鬱。

 今日も朝から起きるのが辛い。なんで以前は普通に起きて普通に会社に行っていたのに、こうなってしまったのだと思う。保健師に相談の電話をしようかと思うが頻繁に電話をして業務に支障が出てもなと思い留まる。

 今考えると、こう考えること自体が鬱である。迷惑なら迷惑だと言うはずで、そんな電話1本かけるのに戦々恐々としていること自体、鬱の証拠だ。

 今日は通院だった。何事も捗々しくなく、異様に疲れる。シャワーを浴びるのに50分も掛かると言ったら、それは50分もシャワーを浴びていれば疲れるでしょうと言われる。50分も何もしているの? と言われるが、シャワーから出て時計を見ると50分、経っているのだ。

 50分もシャワーを浴びられるということは体力が落ちているということはないと思うよということでサインバルタが増えた。Maxの60㎎。これで少し改善すればいいのだが。

 鬱といえば「死にたい」が口癖になっている。意識していないのに「死にたい」と言っている。帰りのバスで前に座っていた人にギョッとした顔で見られ、初めて自分が「死にたい」と言っていることに気が付く始末。

 やっぱり鬱なんだと思う。