身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

キチガイ家族の被害者。

 掲題は医者に言われた言葉。これは午前5時に朦朧としながら書いたのだが、かなり以前に書いたこととダブる。

 

 今では家庭内暴力など問題になっているが、私が子供のときは母親にフツーに殴る蹴るをされていた。そして、言うことを聞かないと報告を聞いた父親にも。

 夏は40℃を超える部屋に監禁され、トイレが近くなるからと水も飲ませてもらえず、母曰く「軟(やわ)だから何度も倒れた」らしい。点滴をすると治ってしまうと言っていたそうなので熱中症だろう。

 ツルむのは不良の始まりといって友達ができると嫌がらせをして、よって私には幼馴染は弁護士をしている篤志家の友人しかいない。

 高校時代、教師による虐めに遭って、まったく身体が動かなくなった。それも、身体が動かないのに甘えているといって殴る蹴る。手を振りほどいたら家庭内暴力だといって110番通報された。このときも警察は親の言うことだけを信じた。

 成人式にも出してもらえずに監禁されていた。招待状が来るのを楽しみにしていたのに来ず、当日、行こうとしたら、また監禁された。そのくせ、後で「いい成人式だったんですって」などと言う。

 さすがに精神が壊れかけて精神科に掛かったら、すぐに親から離さねばいけないと言われ、ひとり暮らしをして英語の専門学校に通った。慰留されたが高校は退学し大検も1発で取った。

 高校の英語の偏差値は30だったのだが、上記のように虐めをする教師のせいだったので成績は全優になった。入学したとき、大学に行かせてほしかったら土下座をしろと言われたのに、大学に受かっても行かせてもらえなかった。

 しかも、就職活動などせず、大学に入学を申し込んでから。毎日、朝から晩まで勉強をしていたのだが、私に独り暮らしをさせて奔放な生活をしていた叔父が、バレないように私の生活を覗きに来て、勉強など嫌いなものに決まっているから朝から晩まで机に向かっているのはボーッとしているに決まっている、覇気がないと言ったためだった。

 就職先は学校に押し込んでもらった残業が月に150時間を越える企業しかなく、精神病を再発して、今度は独り暮らしをしていた親の実家も追い出された。親は、追い出すときに初めて私の成績証明書(家族用)を見て、こんなに成績が良かったのかと言った。

 しかも、精神を病んでも、「親を悪者にする医者は許さない」と言って自分たちに都合がいいことを言う医者しか掛からせない。やっといい先生に巡り合って復職できるようになったが、今度は、殺人を請け負う病院(というのが実際にある)に拉致されて入院させられた。

 労働省職業訓練を受けていたから、当時は珍しかった病院内のインターネットに繋がったコンピューターからSOSを発信して退院することができた。上に書いた「いい先生」の患者が殺されるのを実際に目にした。

 そして現在に至る。やはり親に強制させて通わされた医者に掛かったときは心臓が針の上で転がされている感じがして、のたうち回っていた。夜も心臓が針で突かれたような感じがして1時間も眠れない。

 それを、私の親にゴロゴロ寝ていると密告し私の親に可愛がられ、今度は私に親から「虐待の電話が架かってきたぞ!」と言って症状を悪化させる人物が出て来た。朝5時から家に来たり1日に100回電話をするので「100回オジサン」と名付けた。親は100回オジサンと付き合うことも強制した。

 今、親などを敵に回しながら、医者を変えて、やっと心臓が針の上で転がされるような感覚がない(昼頃まで苦しむのだけど)生活を送ることができるようになった。

 それを、なに私の足を引っ張ってるんだ。私に、お前の面倒は死んでも見ないと言って、電話をしたらガチャ切りし、文字通り門扉も開けずに追い返して、「死ぬまでお前の世話にはならない」と言っていたのは、どこに行ったのだ。

 今は午前5時。そんな奴、どうでもいいと思っても、眠れないのは、やはり心配だからなのだろうか。