身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

言葉の暴力による他殺。

 火曜日に実家から帰り、水曜日は恐怖で起きられず、やっと昨日になり起きてノンビリと通院できた。医者にも母と距離を取ってくださいねと言われたのだが、今日、金融機関の人から、母が私と一緒でなければ話を聞かないと言っていると電話があった。そもそも、昨晩、書かねばという思いで眠れず、安定剤を服んで、それが残って体調が悪い。
 どうせ、母が私を実家に来させる口実だと思い、母に電話をして、1人では駄目なのかと訊くと、そんなことは言っていないと言う。そして、1人で大丈夫なら金融機関に断りの電話を入れておくと言うと、忙しい人だから電話をするなと言う。あぁ、また、金融機関の人と私に対して言っていることが違うのだなと思った。
 そうしたら、また恐怖が襲ってきた。昔、医者に、心臓が針の筵の上で転がされているような感覚をゴロゴロしたいための言い訳と言われたとき、その医者は親は金を出しているのだから親の言うことは絶対だと言った。親は、そういう有り難い先生を親に無断で変えるとは言語道断だと、親からの攻撃(?)は、さらに激化した。
 知人から、1時間おきくらいに、今、親から私を虐待しろと電話があったと電話があるのだ。しかし、どうも、この人物は、親には私が怠けていると吹き込んでいたようである。そもそもカマッテチャンで、1日に100回も電話をしてきて、着信拒否にしたら私が住む区の代表番号に電話をして私の担当保健師を出せと言ったり、私の主治医にも電話をしてきたそうである。
 仕方なく警察に相談したのだが、今度は警察にも頻繁に電話を架けてきて困っていて、迷惑防止条例で検挙すると言ったら、やっと収まったとのことである。これも、私の親は、そんな有り難い人の言うことを聞かないことは言語横断だとなる。その人物は、私が、私と親の両方に違うことを言って煽っているのを知ったら、私の親から金を騙し取ろうとまでした。なのに、どの面を下げてか、未だに電話をしてくるので、警察に検挙された。
 そのときは、本当に半年で髪の毛が総白髪になって保健師さんを驚かせたし、実際に心臓が血圧・心拍数とも異様な数値を示して救急車で運ばれ、医者に命が危ないと言われた。言葉による暴力で死ぬこともあるのだ。
 精神病で死ぬというと自殺を思い浮かべる方が多いと思うが、こういう、肉体的な不調から死に至ることもある。そもそも精神的なことが原因で肉体に影響が出るので心療内科という診療科目があるのだから、それの程度が酷くなったものと思っていただけたらいいと思う。
 これも以前書いたことだが、当時は、医者も両親もそうなので、訴えるところがなく、「東京都自殺相談ダイヤル」に電話をしたら、最初は誠実に対応してくれたのだが、回数が重なるうちに「電話をすれば満足なんでしょ」「上司にあなたからの電話は切るように言われています」と切られるようになった。
 また、「東京自殺防止センター」(国際ビフレンダーズ協会)については、ネットの評判通り、相談に乗る気がない。こっちが真面目に苦しさを話しているのに「そんなことはありえない、ふざけた電話をしてくるな」と言って切られた。当時は携帯電話歩話し放題プランはなかったし、相談先もナビダイヤルが多かったので、1ヶ月の電話代が3万円にもなった。
 言葉は、それによって相手を殺すこともできるのだ。同時に助けることもできるものだ。なので、私は、自分を理解して救ってくれる言葉を求めるし、もっと自分でも言葉を尽くしたいと思っている。本当は、今日も書きたいのだが、恐怖から眠剤と安定剤を服んでしまった。書けないことが苦しいが、いつも書いているように、書き切るまでは死ねないと思っている。