先週あたりから今シーズンの連続TVドラマが始まった。まだ、何を観るのか決めがたく初回と2回目あたりをザッピングしている。
内容が楽しいコメディというものとは別に、コントというかリアリティを求めないドタバタというのがある。
小説家に限っていうと、そういうものを書く人間は、けっこうノリノリである。往年の筒井康隆氏を考えても、考えに考えて、そのようなものを練り出したようには思えない。
映画がアダルトビデオみたいと評された石田衣良氏の『娼年』も、原作を読むと、本当にリアルでアダルトビデオを見ていたのではないかとさえ思える。
問題は、それを演じる役者である。そういうドタバタナンセンスを必死にできるものなのか。役者だから役だと割り切ることができるだろうが、なかなか難易度が高そうである。