身の上話

身の上に起こった、嘘のような本当の話。タイトルは佐藤正午作品から。

雑巾みたいにボロボロ。

 雑巾と違うのは私には感情がありボロボロになると疲れることだ。父が死んだときもそんなことはなかったのに、疲れて物も書けない。

 母は、しつこく叔父に電話をし、叔父がやってきた。昨日の早朝だった。私が起きたときには、すでに酒を飲んでいた。

 夜、叔父は居間の絨毯の上に酔いつぶれたまま放尿した。母が着替えさせても、一向に収まらず、母は数回、着替えさせた。

 そして、眠剤で寝ていると言っているのに、夜中は大きな物音を立てるので睡眠が中断する。

 以前、どうしても耐えられなくなりタクシーで家に帰ったことがある。家に着いたら母に無事に着いたと報告をしたのだが、タクシーで帰ったくせに寝ていないと怒鳴られた。

 そして、叔父は酔っ払って早くに寝てしまうのに、朝は4時ごろから起きてTVを付けるので、これまた寝ていられない。

 母は、昨日、叔父の放尿の始末で洗い物ができなかったと言う。今まで、そういう時は私がしていたのだが、さすがに今回は疲れ果ててできない。

 そして、母は疲れ果てている私に食べ物を出さない。叔父には食事を作ってやり、今も2人は楽しそうに談笑している。

 叔父は甘やかされ、他人、特に私に迷惑を掛けても平気の平左である。母も、そのことを咎めない。逆に、彼らが不快で、さっさと上階に上がってしまう私に対して嫌な顔をする。

 早く帰ってしまいたいが、1月4日は母の通院だし、銀行預金が預金通帳の記帳もできず引き出しもできないと言うので、それまでは、こちらにいなければならない。

 私は思わず「"あの男"を追い返せ」と言ってしまった。しかし、当然、母は、そんなことは聞かない。

 本当にボロボロで、いつもと違った意味で死にたいと思った。肉体的に苦痛を感じるから死にたいというのではなく、本当に楽になりたい一心だ。

 しかし、このBlogがあるから死ねなという気がする。このBlogを更新することで、生きている世界に張り付いているという感じだ。